TY-TVR1000HDの取扱説明書・マニュアル [全85ページ 17.22MB]
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用語解説音声フォーマットサラウンド(Surround)ドルビーデジタルやDSPの音声モードなどを用いた臨場感のある音の総称。ドルビーデジタル(Dolby Digital)ドルビー社によって開発されたデジタルマルチチャンネル音声規格。モノラルから5.1チャンネルまでに対応しています。プログラム間でセリフの平均レベルを一定に保つダイアログノーマライゼーション、視聴環境の制約に対応してダイナミックレンジを調整するダイナミックレンジ圧縮、スピーカーの数に合わせて出力チャンネル数を最適化するダウンミックスなど数々の機能が採り入れられています。DVD-Video の標準音声、米国DTVの標準音声として採用されています。ドルビーEX(Dolby EX)映画館の壁面に配置されるサラウンドチャンネルスピーカー、左右側面と背面の3つのセクション(左サラウンド、右サラウンド、バックサラウンド)に分割します。これによりサラウンドの空間表現力、定位感が高められ、360度の回転や頭上を通過するような移動音効果をよりリアルに体感できます。バックサラウンドチャンネルは左サラウンド、右サラウンドに振り分けることもできるため、通常の5.1チャンネルとして、既存のドルビーデジタル環境で再生することが可能です。ドルビープロロジックⅡ (Dolby Pro Logic Ⅱ)ドルビー社によって開発されたマトリックスタイプのサラウンドデコード技術。ステレオ音源を5.1チャンネルであるかのような立体音場で楽しむことができます。映画の再生に適した「Movie」モード、音楽再生に適した「Music」モード、ゲーム機などに適した「Game」モードがあります。ドルビープロロジックⅡx(Dolby Pro Logic Ⅱx)ドルビープロロジックⅡをさらに改良したマトリックスデコード技術。ステレオ音源を7.1チャンネル再生するため、かってないほど自然でなめらかなサラウンド体験が得られます。映画の再生に適した「Movie」モード、音楽再生に適した「Music」モード、ゲーム機などに適した「Game」モードがあります。ドルビーデジタルプラス (Dolby Digital Plus)ドルビー社が開発した、次世代高精細光ディスク(ブルーレイ、HD DVD)に収録可能な非可逆圧縮の高音質音声フォーマットです。48kHzのサンプリング周波数で、最大7.1チャンネルをサポートします。ドルビー TrueHD(Dolby TrueHD)ドルビー社が開発した、次世代高精細光ディスク(ブルーレイ、HD DVD)に収録可能な可逆圧縮の高音質音声フォーマットです。48/96kHzのサンプ リ ン グ 周 波 数 で、最 大 7.1 チ ャ ン ネ ル、192kHzのサンプリング周波数で最大5.1チャンネルをサポートします。DSD(Direct Stream Digital)スーパーオーディオCDに採用された方式です。100kHzをカバーする再生周波数範囲と可聴帯域内120dB以上のダイナミックレンジが確保できるので、原音に近い音声で録音・再生ができます。DTSデジタルサラウンド(DTS Digital Surround)米国のDTS社が開発したデジタルサラウンドフォーマット。コヒレントアコースティックス符号化と呼ばれる算法を使用し、圧縮率は通常4:1程度と比較的低くなっています。映画館ではフィルムにプリントされたタイムコードに同期してCD-ROMに記録された音声が再生されます。DTS-ES エクステンディッドサラウンド(DTS-ES Extended Surround) 従来のDTS5.1chシステムにセンターバックサラウンド(CS)チャンネルを加えたもので、かつてない音像・定位感を再現します。DTS-ESには「DTS-ESディスクリート6.1ch」と「DTS-ESマトリックス6.1ch」の2種類があり、どちらも下位互換性を有しているため従来のDTS5.1ch対応機器での再生も可能です。DTS-ES ディスクリート (DTS-ES Discrete)5.1チャンネル音声データに拡張データとしてセンターサラウンドチャンネル音声データを付加し、この方式に対応したDTSデジタルサラウンドデコーダーによって完全に独立した6.1チャンネル音声を再生するDTSシステム。 (つづく)81
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