D-MA5DVの取扱説明書・マニュアル [全168ページ 7.41MB]
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66サラウンド機能の操作のしかた (つづき)(2)DTS デジタルサラウンドについて◎DTSデジタルサラウンド(または単にDTSと呼ばれます)は、デジタル・シアター・システムズ社が開発したマルチチャンネルデジタル信号フォーマットです。◎再生チャンネルや再生帯域はドルビーデジタルと同様、FL、FR、C、SL、SRの5chに加えてLFE 0.1chを持つ5.1chで、他にステレオ2chモードがあります。いずれも各チャンネルの信号は完全に独立して記録されるため、各信号間の干渉、クロストーク等で劣化する心配はありません。◎DTSはドルビーデジタルに対して比較的高いビットレート(CD/LDで1234kbps、DVDは1536kbpsか768kbps)となり、相対的に低い圧縮率で動作するのが特徴です。そのためデータ量が多く、映画館においてのDTS再生は、フィルムと同期をとったCD-ROMを別途再生する方法がとられています。もちろんLDやDVDにおいてはそういった心配はなく、1枚のディスクに映像とサウンドが同時に記録可能なため、他のフォーマットと同様の取り扱いが可能です。◎この他のメディアにはDTS録音されたCDがあります。これは従来の(2ch録音された)CDと同様のメディアに5.1chのサラウンド信号が記録されたもので、映像はありませんが、CDプレーヤーを使ってサラウンド再生が可能となるという特徴があります。DTSによるサラウンドトラック再生も映画館とAVルームの間で基本的な違いは無く、映画館と同様の緻密で雄大なサウンドを楽しむことができます。“DTS”、“DTS-ES Extended surround”はデジタル・シアター・システムズ社の商標です。xドルビープロロジックII◎ドルビープロロジック II は、従来のドルビープロロジック回路を更に進化させたフィードバックロジックステアリング技術を用いて、ドルビー研究所により開発された新しいマルチチャンネル再生方式です。◎ドルビーサラウンド録音されたソースに加え、音楽ソースなどの通常のステレオ録音ソースも5ch(FL、FR、C、SL、SR)の信号にデコードし、サラウンド再生を楽しむことができます。◎サラウンドチャンネルの再生周波数帯域は、帯域制限のあった従来のドルビープロロジックに比較して広帯域(20~20kHz以上)になっています。また、従来サラウンドチャンネルはサラウンドL(左)=サラウンドR(右)のモノラル再生でしたが、新たにステレオ信号として再生する方式をとっています。■ドルビーサラウンド録音されたソースには以下のロゴマークが表示されています。ドルビーサラウンド対応マーク:ドルビーラボラトリーズからの実施権に基づき製造されています。“Dolby”、“Pro Logic”およびダブルD記号はドルビーラボラトリーズの商標です。
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