CanoScan 9000Fの取扱説明書・マニュアル [全75ページ 9.48MB]
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5310.フィルムをスキャンする 解像度と拡大率、データ容量についてScanGear(スキャナードライバー)の「拡張モード」でフィルムをスキャンする場合、初期設定では「出力サイズ」が[フリーサイズ]、「出力解像度」が[1200dpi]、倍率(%)は[100%]に設定されています。このままの設定では、フィルムのコマと同じ大きさの画像でスキャンされますので、ご注意ください。フィルムをL判などに拡大するときには、「出力サイズ」で目的のサイズを選択してください。「出力サイズ」で印刷目的の項目(名刺、L判など)を選択すると「出力解像度」は[300dpi]に、画面表示目的の項目(128×128pixelsなど)を選択すると「出力解像度」は[150dpi]に変わります(初期設定)。このとき倍率(%)は、クロップされた範囲と出力サイズの大きさから自動的に設定されます。「出力設定」のめやすフィルムサイズ 使用目的出力解像度出力サイズ倍率*実際にスキャンする解像度*データ容量*35mmフィルムL判に拡大して印刷する 300dpi L判 約400% 約1200dpi 4.51MBA4に拡大して印刷する 300dpi A4 約800% 約2400dpi 24.88MBA3に拡大して印刷する 300dpi A3 約1200% 約3600dpi 49.76MB*これらの数値は自動的に設定されます。35mmフィルムをL判に拡大するしくみ3.6cm12.7cm2.4cm8.9cmScanGearの設定出力解像度:300dpi出力サイズ:L判実際にスキャンする解像度:約1200dpi (= 300dpi × 約400%)スキャン後の解像度:300dpiデータ容量:4.51MB元の画像サイズ:35mmフィルム約400%に拡大スキャン後の画像サイズ:L判実際にスキャンする解像度(入力解像度)は、出力解像度×倍率になります。出力解像度を大きくすると、読み込みに時間がかかり、またデータの容量も大きくなりますのでご注意ください。データ容量は「データサイズ」に表示されます。データ容量が大きくなる場合、「データサイズ」は赤字で表示され、また、[スキャン]ボタンをクリックしたときに、警告メッセージが表示されます。解像度とデータ容量の関係(35mmカラーフィルムをL判で印刷する例)出力解像度 実際にスキャンする解像度 データ容量300dpi 約1200dpi 4.51MB600dpi 約2400dpi 18.04MB1200dpi 約4800dpi 72.16MB2400dpi 約9600dpi 288.70MB※ データ容量はBMP、PICTで保存した場合です。等倍(100%)でスキャンしたあと、アプリケーションソフトの機能で、プリントサイズに調整することもできます。詳しくは各アプリケーションソフトの電子マニュアルなどをご覧ください。
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