HS50Mの取扱説明書・マニュアル [全18ページ 1.25MB]
hs80m_ja.pdf
gizport - 2013-08-23
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62 HS80M/HS50M/HS10W 取扱説明書5.1chサラウンドのおすすめ設定(HS50M or HS80M x 5, HS10W x 1) ●HS50MまたはHS80MのLEVELコントロールを12時に合わせて、ノミナル入力“+4 dB”に合わせます。HS10WのLEVEL コントロールをHS50Mを使用している場合は10時*ぐらいに、HS80Mを使用している場合は11時*ぐらいに合わせます。必要に応じてHS10WのLEVELコントロールを微調整します。逆に、HS50M/HS80Mの出力を調整することで、相対的にサブウーファーとのバランスを調整することもできます。*デジタルミキサーとHS50Mを使用している場合は、HS10WのLEVEL コントロールを9時ぐらいに、HS80Mを使用している場合は10時ぐらいに合わせます。 ●HS10W のHIGH CUTコントロールをセンタークリックの位置( カットオフ周波数約100 Hz*に相当します) から調整を始めます。カットオフ周波数を後で調整することで、HS50MまたはHS80Mと組み合わせたときの周波数特性をよりスムーズにつなげます。*デジタルミキサーを使用している場合は、80 Hzにします。 ●HS10W のLOW CUTスイッチをONにします。好みの超低音になるようにLOW CUTコントロールを調整します。 ●HS50M/HS80M のLOW CUT スイッチを“100 Hz”*にします。*デジタルミキサーを使用している場合は、80 Hzにします。 ●MID EQ スイッチを“-2 dB”に設定すると、中域が少し弱まり多少ソフトなサウンドになります。長時間のリスニングやモニタリングでも耳が疲れにくくなります。ただし、正確なモニタリングをする場合は、MID EQ スイッチを“0”に設定します。 ●スピーカーから最も近い壁までの距離に合わせてROOMCONTROLスイッチを設定します。 ●正確なモニタリングのためにHIGH TRIM スイッチを“0”にします。音が明るすぎる場合は、少し高域を弱めるときにこのスイッチを“ -2 dB”にします。一貫したモニタリングレベルを維持する最後にもう1つリスニングとモニタリングの違いを紹介します。音楽を楽しむためのリスニングでは、ソフトで控えめなBGMから部屋が揺れるほどの爆音でのダンスまで、さまざまな場面にさまざまなレベルで聞くことがあります。しかし、このような音の聞き方では、正確なモニタリングは不可能です。なぜなら、特に低域から中域にかけて聞く感覚が音量によって変わってしまうので、一貫したレベルを維持することができないからです。もちろん、音楽制作の途中で特定の問題や効果を聞き分けるために、ある時点でレベルを少し上げたり下げたりする必要もあるでしょう。また、実際にはミックスの最終確認としてさまざまなレベルで聴いたり、ミックスの中で埋もれてしまった楽器音や効果がないか確認するためにレベルを最小にしたり、最も低いレベルでもボーカルのミックスバランスが崩れていないことを確認するために、レベルを変えたりすることは重要です。しかし、ミキシングで良い結果を得るためには一貫したレベルでのモニタリングが不可欠ですので、レベルの変更をできるだけ最小限に抑えましょう。では、モニタリングに適切なレベルとはどのくらいでしょうか?標準のモニタリングレベルの仕様*がありますが、ほとんどの小さなスタジオにとっての適切なレベルは、何はともあれ自分が心地よいかどうかです。微妙なニュアンスの違いを見過ごすことがないように十分な音量でモニターする必要がありますが、あまりうるさすぎると、耳が疲れたり近所迷惑になったりするので注意してください。モニタリングの途中で音量を上げている場合は、耳が疲れ始めて音を聞く感覚が麻痺している兆候です。音量を上げ過ぎるのは明らかに音楽にも耳にも悪影響です。すばらしい音楽を制作するために、自分にとって快適なレベルや作業環境を見つけ出しましょう。*SMPTE RP 200 基準のモニタリングレベルは、リスニングポイントで83 dB SPL (RMS 平均)です。映画制作用のミキシングの場合は、Dolbyのサラウンド基準モニタリングレベルで85 dB SPLになります。
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