HS50Mの取扱説明書・マニュアル [全18ページ 1.25MB]
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gizport - 2013-08-23
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56 HS80M/HS50M/HS10W 取扱説明書優れたモニター環境の構築優れたモニター環境の構築他のオーディオ機器や音楽制作用機器と違って、スタジオモニターはセットアップの方法次第で最終的なサウンドが飛躍的に向上します。ここでモニター環境の基礎を学んで、ヤマハのHSシリーズの優れた能力を十分に発揮させてみましょう。リスニングとモニタリングの違い 家のリビングルームで音楽を聞くリスニングと、スタジオでミキシングやレコーディングをするためのモニタリングは、一般的に区別されます。優れたリスニングは、優れたモニタリングにもなりえますし、また逆も然りです。しかしほとんどの場合、純粋に音楽を楽しむためのリスニングでは、スピーカーからの音はすべて良い音に聞こえがちです。優れたミックスを制作するためのモニタリングに必要な正確な音やミキシングの欠点を見過ごしてしまいます。制作したスタジオで再生したときは思いどおりの音だったのに、スタジオから出て他のオーディオ機器で再生すると、音が潰れてしまうような失敗は避けたいものです。自分がミックスした曲は、しっかり設計されたリスニングルームで使う高額のオーディオ機器から、台所の冷蔵庫の上にあるラジカセまでのあらゆるオーディオ機器で再生されることが考えられます。ミキシングエンジニアやプロデューサーと同じように、あらゆるオーディオ機器で良質なサウンドを再現するためにバランスの取れたミックスを目指して、正確な音とミキシングの欠点を聴き取るモニタリングをしたいと思いませんか?ヤマハNS10Mはレコーディング業界で長い間スタジオモニターの定番となり、今でも世界中の多くのスタジオで使われています。なぜならNS10Mは、ミキシングやレコーディングに必要な正確な音とそうでない音の違いを聴き取るためにフラットな特性と優れた解像度をエンジニアやプロデューサーに提供してくれるからです。HSシリーズも、NS10M譲りの良質なミックスを作るための正確さを再現し、長時間の作業でもほとんど疲れを感じさせないモニタリングを実現します。接続の準備 HSシリーズのようなパワードスタジオモニターは、パッシブタイプ(内蔵アンプなし)のスピーカーより音響面でも実用面でも便利になっています。ただし、入力信号はラインレベルなので、録音スタジオにある他のラインレベルの接続と同様にケーブルやコネクターの選択に気を遣う必要があります。ノイズの対策やより良い音質を得るために高品質のケーブルとコネクター (プラグ)を使って、できるだけ短い配線にしてください。高レベルの電気的ノイズやラジオのノイズに悩まされている場所でなければ、比較的短いアンバランスの配線で問題ありません。もちろん、アンバランス出力しかない楽器など選択の余地がない場合は、できるだけ短いアンバランスのケーブルを使ってすべて配線してシステムを構築する必要があるでしょう。たとえば、ミキサーとスタジオモニターが同じ卓上に置いてある場合は問題ありませんが、3m以上の長いラインレベルのケーブルが必要な場合は、ノイズ対策のためにバランスケーブルを使った方が賢明です。 HSシリーズは、2つのタイプの入力端子を備えているので、自分の制作環境に合うタイプの端子を選ぶことができます。
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