VSA-AX10i-Nの取扱説明書・マニュアル [全112ページ 5.78MB]
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gizport - 2013-09-21
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35ホ ムシアタ 入門基本操作音場補正各部名称接 続使いこなし応用操作リモコン技術資料音場補正Surround Setup(音場補正)サラウンドに関する従来の設定「スピーカーシステム(各スピーカーの有り/無し/低域再生能力)の設定」、「スピーカー出力レベルの設定」、「スピーカーまでの距離設定」に「視聴環境の周波数特性の補正」を加えた4つの設定(補正)を音場補正(Surround Setup)と呼びます。本機のオートサラウンドセットアップ機能を使うと、これらの設定を自動で行うことができます。初めて音場補正を行う場合は、オートサラウンドセットアップ機能による設定をお勧めします(\!~$)。•一度登録した設定内容は本機に記憶されるため、システムを使用するたびに設定し直す必要はありません。ただし、スピーカーシステムの構成や配置を変更したり、新しくスピーカーを追加したときには、設定し直す必要があります。•本機には「Surround Setup」 の他に「Input Assign」、「Expert Setup」、「THX Audio Setup」 がありますので、必要に応じて設定を行ってください。(\N79)設定項目の詳細と効果スピーカーシステムの設定これはソースに含まれる音声成分の全てを再生するための基本設定です。この設定が正しく行われないと、サウンドトラックの特定チャンネルに収録された音声が再生されなかったり、低域成分が欠落してしまう、などの不具合が発生する場合があります。スピーカー接続の有り/無しや低域再生能力の大小、クロスオーバー周波数などを設定し、上記の問題を回避します。スピーカー出力レベルの設定リスニングポジションでの各チャンネルの音量レベルを一定に合わせる設定です。 「スピーカーまでの距離設定」と同様に、音の定位感や移動感を正確に再現することが目的です。この設定が正しく行われないと、いわゆる「バランスの悪い音」になってしまいます。これまでは聴感での設定が一般的でしたが、この方法では正確な設定は不可能です。プロのスタジオ・エンジニアは、ミキシング作業前に必ず専用の音圧測定器で測定を行い、バランスの微調整を施します。本機では、MCACCによって、このプロレベルの精密な調整がだれでも簡単に出来るようになりました。スピーカーまでの距離の設定実際には距離を設定することで各チャンネル間の遅延(ディレイ)を算出・補正しています。マルチチャンネル再生では特に重要で、音の定位感や移動感を正確に再現するために必要です。測定用のマイクを使用して実測した場合は、電気的な遅延現象(特にサブウーファーに多く見受けられる)をも測定します。よって、メジャー等を使った物理的な距離測定とは違う値が設定される場合もあります。視聴環境の周波数特性の補正「視聴環境の周波数特性の補正」とは、リスニングポイントでの視聴環境トータルの周波数特性(以下、F特)の補正を意味します。全チャンネルに同じ種類のスピーカーを使用しても、リスニングポイントでは音色が違って聞こえます。これは、設置場所・設置方法・壁面・内装、など様々な影響により実際のF特が違ってしまうためです。本機の「視聴環境の周波数特性の補正」では、リスニングルーム固有のF特まで含めた補正をすることで、各チャンネルの音のつながりを飛躍的に向上させ、これまでにない実像感やリアルな移動感を再現します。スタジオや映画館などにおいてはこの補正は絶対に欠かせないものです。これがホームシアターとの大きな差でしたが、当社の研究により、一般家庭環境におけるF特の補正に最も有効であるエンベロープ補正方式を採用し、この差を埋めることを可能としました。全チャンネルをフラット特性にする「ALL CH ADJUST」 と、フロントスピーカーの特性に合わせ込む「FRONT CH ALIGN」 の2種類の補正カーブのほか、手動で自由に調整できる 「CUSTOM1」「CUSTOM2」を用意しました。
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