富士通 ノートパソコンの取扱説明書・マニュアル [全111ページ 3.57MB]
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Gizbot 2013-09-07
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295 パソコン本体廃棄時のセキュリティ5パソコン本体廃棄時のセキュリティパソコンの廃棄・譲渡時のハードディスク上のデータ消去に関するご注意最近、パソコンは、オフィスや家庭などで、いろいろな用途に使われるようになってきています。これらのパソコンに入っている ハードディスクという記憶装置には、お客様の重要なデータが記録されています。したがって、パソコンを 譲渡あるいは廃棄するときには、これらの重要なデータ内容を消去するということが必要となります。ところが、このハードディスク内に書き込まれたデータを消去するというのは、それほど簡単ではありません。「データを消去する」という場合、一般に ・データを「ゴミ箱」に捨てる・「削除」操作を行う・「ゴミ箱を空にする」を使って消す・ソフトウェアで初期化(フォーマット)する・ハードディスクをご購入時の状態に戻す などの作業をすると思いますが、これらのことをしても、 ハードディスク内に記録されたデータのファイル管理情報が変更されるだけで、実際にはデータが見えなくなっているだけという状態です。つまり、一見消去されたように見えますが、WindowsなどのOSからデータを呼び出す処理ができなくなっただけで、本 来のデータは残っているのです。したがって、データ 回復のための特殊なソフトウェアを利用すれば、これらのデータを読みとることが可能な場合があります。このため、悪意のある人により、ハードディスク内の重要なデータが読みとられ、予期しない用途に利用されるおそれがあります。パソコンの廃棄・譲渡等を行う際に、ハードディスク上の重要なデータが流出するというトラブルを回避するためには、ハードディスクに記録された全データを、お客様の責任において消去することが非常に重要となります。消去するためには、専用ソフトウェアやサービス(有料)を利用することをお勧めします。また、廃棄する場合は、ハードディスク上のデータを金槌や強磁気により物理的・磁気的に破壊することをお勧めします。なお、ハードディスク上のソフトウェア(OS、アプリケーションなど)を削除することなくパソコンを譲渡すると、ソフトウェアライセンス使用許諾契約に抵触する場合があるため、十分な確認を行う必要があります。 本パソコンには、パソコンの 廃棄・譲渡時のデータ流出というトラブルを回避する安全策の一つとして、専用ソフトウェア「ハードディスクデータ消去」が添付されています。「ハードディスクデータ消去」は、WindowsなどのOSによるファイル削除や初期化と違い、ハードディスクの全領域について、元あったデータに固定パターンを上書きするため、データが復元されにくくなります。ただし、「ハードディスクデータ消去」で消去した場合でも、特殊な設備や特殊なソフトウェアの使用によりデータを復元される可能性はゼロではありませんので、 あらかじめご了承ください。「ハードディスクデータ消去」の使い方については、 『ソフトウェアガイド』の「ソフトウェア」-「ソフトウェア一覧」をご覧ください。
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