富士通 ノートパソコンの取扱説明書・マニュアル [全196ページ 10.94MB]
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Gizbot 2013-09-07
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136 廃棄・リサイクル廃棄に関するご注意ここでは、本製品(付属品を含む)を廃棄する場合に知っておいていただきたいことについて説明します。パソコンの廃棄・譲渡時のハードディスク上のデータ消去に関するご注意最近、パソコンは、オフィスや家庭などで、いろいろな用途に使われるようになってきています。これらのパソコンに入っているハードディスクという記憶装置には、お客様の重要なデータが記録されています。したがって、パソコンを譲渡あるいは廃棄するときには、これらの重要なデータ内容を消去するということが必要となります。ところが、このハードディスク内に書き込まれたデータを消去するというのは、それほど簡単ではありません。「データを消去する」という場合、一般に・データを「ごみ箱」に捨てる・「削除」操作を行う・「ごみ箱を空にする」を使って消す・ソフトウェアで初期化(フォーマット)する・リカバリを実行して、ご購入時の状態に戻すなどの作業をすると思いますが、これらのことをしても、ハードディスク内に記録されたデータのファイル管理情報が変更されるだけで、実際にはデータが見えなくなっているだけという状態です。つまり、一見消去されたように見えますが、 WindowsなどのOSからデータを呼び出す処理ができなくなっただけで、本来のデータは残っているのです。したがって、データ回復のための特殊なソフトウェアを利用すれば、これらのデータを読み取ることが可能な場合があります。このため、悪意のある人により、ハードディスク内の重要なデータが読み取られ、予期しない用途に利用されるおそれがあります。パソコンの廃棄・譲渡などを行うときに、ハードディスク上の重要なデータが流出するというトラブルを回避するためには、ハードディスクに記録された全データを、お客様の責任において消去することが非常に重要となります。消去するためには、専用ソフトウェアやサービス(有料)を利用することをお勧めします。また、廃棄する場合は、ハードディスク上のデータを金槌や強磁気により物理的・磁気的に破壊することをお勧めします。なお、ハードディスク上のソフトウェア(OS、ソフトウェアなど)を削除することなくパソコンを譲渡すると、ソフトウェアライセンス使用許諾契約に抵触する場合があるため、充分な確認を行う必要があります。■ハードディスクデータ消去パソコンの廃棄・譲渡時のデータ流出というトラブルを回避する安全策の 1 つとして、専用ソフトウェア「ハードディスクデータ消去」が添付されています。「ハードディスクデータ消去」は、Windows などのOS によるファイル削除やフォーマットと違い、ハードディスクの全領域について、元あったデータに固定パターンを上書きするため、データが復元されにくくなります。ただし、「ハードディスクデータ消去」で消去した場合でも、特殊な設備や特殊なソフトウェアの使用によりデータを復元される可能性はゼロではありませんので、あらかじめご了承ください。□お使いになるうえでのご注意●必要なデータはバックアップしてください●「ハードディスクデータ消去」を実行すると、リカバリ領域も消えてしまいます必要があれば「ハードディスクデータ消去」を実行する前に、リカバリディスクセットを作成してください(BIBLO LOOX を除く) 。● 「トラブル解決ナビ&ソフトウェアディスク」が必要です紛失・破損された場合や、BIBLO LOOX M シリーズの場合は購入してください。詳しくは、「ディスクが必要な場合」(→ P.101)をご覧ください。●「ハードディスクデータ消去」実行後にご購入時の状態に戻す場合「トラブル解決ナビ&ソフトウェアディスク」を使って起動してください。「トラブル解決ナビ」が表示されたら、「リカバリ」タブで「全ドライブをご購入時の状態に戻す」を選択します。リカバリディスクセットを使い、画面の指示に従って操作してください。●データ消去終了まで、数時間かかります途中で電源を切らないでください。ハードディスクが壊れる可能性があります。●ご購入時に取り付けられている内蔵ハードディスクのみ消去できます。
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