富士通 デスクトップパソコンの取扱説明書・マニュアル [全254ページ 4.96MB]
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Gizbot 2013-09-07
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製品ガイド1415パソコン本体廃棄時のセキュリティパソコンの廃棄・譲渡時のハードディスク上のデータ消去に関するご注意最近、パソコンは、オフィスや家庭などで、いろいろな用途に使われるようになってきています。これらのパソコンに入っているハードディスクという記 憶装置には、お客様の重要なデータが記録されています。したがって、 パソコンを譲渡あるいは廃棄するときには、これらの重要なデータ内容を消去するということが必要となります。ところが、このハードディスク内に書き 込まれたデータを消去するというのは、それほど簡単ではありません。「データを消去する」という場合、一般に ・データを「ゴミ箱」に捨てる・「削除」操作を行う・「ゴミ箱を空にする」を使って消す・ソフトウェアで初期化(フォーマット)する・ハードディスクをご購入時の状態に戻す などの作業をすると思いますが、これらのことをしても、ハードディスク内に記 録されたデータのファイル管理情報が変更されるだけで、実際にはデータが見えなくなっているだけという状態です。つまり、一見消去されたように見えますが、WindowsなどのOSからデータを呼び出す処理ができなくなっただけで、本来のデータは 残っているのです。したがって、データ回 復のための特殊なソフトウェアを利用すれば、これらのデータを読みとることが可能な場合があります。このため、悪意のある人により、ハードディスク内の重要なデータが読みとられ、 予期しない用途に利用されるおそれがあります。パソコンの廃棄・譲渡などを行う際に、ハードディスク上の重要なデータが 流出するというトラブルを回避するためには、ハードディスクに記 録された全データを、お客様の責任において消去することが非常に重要となります。消去するためには、専用ソフトウェアやサービス(有料)を利用することをお勧めします。また、廃棄する場合は、ハードディスク上のデータを 金槌や強磁気により物理的・磁気的に破壊することをお勧めします。なお、ハードディスク上の ソフトウェア(Windows、ソフトウェアなど)を削除することなくパソコンを譲渡すると、ソフトウェアライセンス使用許諾契約に抵触する場合があるため、充分な確認を行う必要があります。 本パソコンには、パソコンの廃棄・譲渡時のデータ流出というトラブルを回避する安全策の一つとして、専用ソフトウェア「ハードディスクデータ 消去」が添付されています。「ハードディスクデータ消去」は、WindowsなどのOSによるファイル削除や初期化と違い、ハードディスクの全領域について、元あったデータに固定パターンを上書きするため、データが 復元されにくくなります。ただし、「ハードディスクデータ 消去」で消去した場合でも、特殊な設備や特殊なソフトウェアの使用によりデータを復元される可能性はゼロではありませんので、 あらかじめご了承ください。「ハードディスクデータ 消去」の使い方については、「ソフトウェア」-「ソフトウェア一覧」(→P.144)をご覧ください。
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