ライカ デジタル一眼カメラの取扱説明書・マニュアル [全96ページ 4.00MB]
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Gizbot 2013-09-24
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フラッシュ発光のタイミングフラッシュ撮影時の光源は、自然光とフラッシュ光の2つです。フラッシュ光はわずか一瞬光るだけなので、フラッシュ光だけに照らされた主要被写体や、主にフラッシュ光に照らされた部分は、ピントさえ合っていればブレることなく常にきわめてシャープに撮影できます。自然光に照らされている部分や、自らが光を発している背景などの部分は、同じ写真の中でもシャープさが異なって写ります。これらの部分がどの程度ブレて写るかは、次の2つの要素によって決まります。1.シャッタースピード、すなわち撮像素子がこれらの部分を光として受け止める時間2.撮影中に被写体が動く速さや、カメラ自体が動く速さシャッタースピードが遅いほど、または被写体の動きが速いほど、多重露光したかのように被写体とこれらの部分のシャープさが大きく異なって写ります。露光の始め、すなわち先幕が開き切った直後にフラッシュが発光する通常のフラッシュ撮影では、このような被写体ブレのために写真が不自然になることがあります。上の写真では、オートバイの前方にヘッドライトの光が流れるように写っています。ライカM9では、通常の先幕シンクロと、露光の終わり、すなわち後幕が閉じる直前に発光する後幕シンクロを選択できます。後幕シンクロを使えば、被写体の動きの最後の瞬間をシャープに写し出すことができます。P60右上の写真では、後幕シンクロにより、動きが自然でダイナミックに写っています。先幕シンクロと後幕シンクロの選択は、ライカM9での設定やフラッシュでの設定、露出モード、フラッシュモードにかかわらず行うことができます。どのような設定やモードでも、上の写真のような特殊な効果が得られます。メモスナップショットプロファイル(14、53ページ)では、[先幕]に固定されます。フラッシュ発光のタイミングを設定する1.メインメニュー(14、31ページ)で[フラッシュ同調](4.1.16)を選びます。2.サブメニューで[先幕]、[後幕]から発光のタイミングを選びます。60/ フラッシュ発光のタイミング
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