ライカ デジタル一眼カメラの取扱説明書・マニュアル [全96ページ 4.00MB]
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Gizbot 2013-09-24
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露出モードライカM9では、絞り優先AEモードとマニュアルモードの2つの露出モードを使用することができます。被写体、撮影状況、あるいはお好みに選ぶことができます。–絞り優先AEモード:絞り値はマニュアル設定、シャッタースピードはカメラまかせの、オートモードです。–マニュアルモード:マニュアル操作で絞り値とシャッタースピードを決める、従来のM型ライカでお馴染みのモードです。絞り優先AEモードシャッタースピードダイヤル(1.17)を「A」の位置にセットするとISO感度や測光結果、手動でセットした絞りに応じて、カメラの電子回路が1/4000秒~32秒の範囲内で、自動的に適正なシャッタースピードを無段階に算出します。シャッタースピードは、半ステップずつの形で、カメラのファインダー内にデジタル表示されます。シャッタースピードが2秒を上回る場合、シャッターをリレーズすると、ファインダー内のディスプレイには残り時間がカウントされます。しかし、実際にはカメラの露出計が算出するシャッタースピードは、無段階に制御されており、ファインダーに表示される半ステップごとのシャッタースピードとは一致しないことがあります。例えば、シャッターをレリーズする前に、(近似値として)「16」がファインダーに表示されたとしても、算出されたシャッタースピードはもっと遅く、レリーズ後もカウントが「19」から始まることもあります。極端な光の状況下で、必要とされる条件をすべて計算すると、シャッタースピードが露出計の測光範囲をオーバーすることがあります。輝度に対する適正なシャッタースピードが、1/4000秒を上回る、または32秒を下回るようなときです。このような場合には、1/4000秒または32秒のシャッタースピードが適用され、警告としてその値が点滅します。AEロック(露出メモリーロック)構図的な理由から、被写体の主要な部分をその中心から外さなくてはならないことや、また、その部分が平均よりも明るかったり、暗かったりすることが数多くあります。しかし、ライカM9のTTL測光は、平均的なグレースケールを基準にした、画面の中心だけを測光するシステムです。絞り優先AEモードで露出メモリーロックを使用すれば、このような被写体や状況にも、簡単に対応することができます。AEロックは絞り優先AEモードでのみ使用できます。AEロックを使って撮影する1.まず、カメラを動かして、最初のケースでは被写体の主要な部分に、2番目のケースでは平均的な明るさのディテール部にピントを合わせます。2.次に、シャッターレリーズボタン(1.19)を2番目の作動ポイントまで押して、露出を測定し、その値をロックします。レリーズボタンを押しつづけるかぎり、ファインダー内のシャッタースピードの数字の上には、メモリーロックの確認として赤い点が表示されます。たとえ明るさの状態が変わっても、シャッタースピードは変更されません。3.シャッターレリーズボタンを押し続けたままで、カメラを目的とする被写体のフレームを合わせます。4.そして、ホールドされたシャッタースピードで、シャッターをレリーズしてください。測定した露出をロックしてから絞りを変更すると、シャッタースピードが調整されず、適正露出が得られません。メモリーロックは、シャッターレリーズボタンの作動ポイントから指を離すと解除されます。メモAEロックは、シャッター設定が静音チャージに設定されているときには使用できません(27ページ)。48/ 露出モード / 絞り優先自動露出モード / AEロック
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