ヤマハ スピーカーの取扱説明書・マニュアル [全18ページ 1.28MB]
msp7studio_ja_om_b0.pdf
Gizbot 2013-10-03
http://www2.yamaha.co.jp/.../msp7studio_ja_om_b0.pdf - 1.28MB
- キャッシュ
629view
18page / 1.28MB
MSP7 STUDIO/MSP5 STUDIO/SW10 STUDIO 取扱説明書 59 サブウーファーを追加サブウーファーを加えるとステレオのミキシングが見違えるほど良くなります。低音が十分に聞こえないと、良質なサウンドにすることができません。サブウーファーの優れた超低音再生は、ミックス全体の質を良くします。サブウーファーの位置は、メインスピーカーほど重要ではありません。なぜなら、サブウーファーは約200 Hz以下の周波帯域で再生するため、指向性が広いからです。別の言い方をすると、人間の耳では、そのような低音の方向性を聴き取ることができないので、理論的にはサブウーファーを部屋のどこに置いても聞こえ方は変わりません。実際には、リスニングポイントからメインフロントスピーカーまでと同じ距離で、メインフロントスピーカーの間あたりの床にサブウーファーを設置することが良いでしょう。ステレオ出力+サブウーファーのおすすめ設定(MSP7 STUDIO or MSP5 STUDIO x 2, SW10 STUDIO x 1) ●MSP7 STUDIOまたはMSP5 STUDIOのLEVELコントロールを12時に合わせて、ノミナル入力に合わせます。SW10STUDIOのLEVEL コントロールをMSP7 STUDIOを使用している場合は12時ぐらいに、MSP5 STUDIOを使用してい る場合は10時ぐらいに合わせます。必要に応じてSW10 STUDIOのLEVELコントロールを微調整します。逆に、MSP7 STUDIO /MSP5 STUDIOの出力を調整することで、相対的にサブウーファーとのバランスを調整することもできます。 ●SW10 STUDIOのHIGH CUTコントロールをセンタークリックの位置 (カットオフ周波数約80 Hzに相当します)から調整を始 めます。またカットオフ周波数を後から調整することで、MSP7 STUDIOまたはMSP5 STUDIOと組み合わせたときの周波数特性をよりスムーズにつなげます。 ●MSP7 STUDIOを使用している場合は、LOW CUTを“80”にします。 ●正確なモニタリングのためにLOW TRIMスイッチを“0”にします。低音域を少し抑えたい場合は“-1.5”にします。 ●正確なモニタリングのためにHIGH TRIM スイッチを“0”にします。音が明るすぎる場合は、少し高域を弱めるためにこのHIGHTRIMスイッチを“-1.5”にします。サラウンドのセットアップサラウンドでミキシングする場合は、言うまでもなくサラウンドのモニター環境が必要になります。たとえば、5.1サラウンドのモニター環境を作るには、「サブウーファーを追加」で説明しているステレオ+サブウーファーにセンタースピーカーとリアスピーカー 2台を加えます。つまり、メインフロントスピーカー 2台、センタースピーカー 1台、リアスピーカー 2台、サブウーファー 1台の合計6台です。“.1”とは、サブウーファーを示します。ITU(国際電気通信連合:International TelecommunicationsUnion)が推奨する5.1 サラウンドのセットアップによると、「スイートスポット」で説明されているようにメインフロントスピーカー 2台とリスニングポイントの3点で60°の正三角形を作るように設置します。リアスピーカーは、リスニングポイントからメインフロントスピーカーと同じ距離に設置しますが、右の図のように角度は、100°と120°の間にします。 センタースピーカーは、メインフロントスピーカーの間の中間あたりに設置してください。ほかのスピーカーと同じようにリスニングポイントから同じ距離にするため、横一直線にならないようにセンタースピーカーをメインフロントスピーカーよりちょっと後ろに設置します。SUBWOOFER
参考になったと評価
42人が参考になったと評価しています。
この取扱説明書が関連付けられている製品