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1. 安全の基本 ⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯12. 車両外観・内装の特徴 ⋯⋯⋯⋯⋯⋯23. レスキュー時の取扱いポイント ⋯⋯5Ⅰ . 車両の固定 ⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯ 5Ⅱ . 補機類の事前処理 ⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯ 5Ⅲ . ハイブリッドシステムの停止 ⋯⋯⋯⋯⋯ 6Ⅳ . 乗員の救出 ⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯ 9 ■車両の安定 ⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯ 9 ■乗員へのアクセス ⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯ 9  ⇒ガラスの取りはずし ⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯ 9  ⇒ドア取りはずし ⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯ 9  ⇒ハンドルおよびフロントシートの位置調整 10  ⇒フロントヘッドレストの取りはずし ⋯⋯⋯ 10  ⇒車両切断時の注意事項 ⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯ 11Ⅴ . 火災への対応 ⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯ 15Ⅵ . 水没時の対応 ⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯ 15Ⅶ . 液漏れへの対応 ⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯ 16 ■保護具の着用 ⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯ 164. 事故車の運搬要領 ⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯ 17CT200hレスキュー時の取扱いContents
CT200h11. 安全の基本CT200h は、200V 以上の高電圧システムを使用しています。したがって、安全に作業するための基本は、高電圧の「隔離」と「遮断」が必要です。高電圧の隔離・ 高電圧回路は、車体と絶縁しています。・ 高電圧機器・配線には、ケース・カバーなどを設定しています。また高電圧ケーブルは、被覆をオレンジ色で統一しています。・ 高電圧機器のケースと機器内高電圧導電部は絶縁しています。高電圧の遮断車両の整備や事故などで高電圧系の絶縁が確保できない状況では、駆動用電池(HV※バッテリー)からの電流を遮断するシステムを備えています。※ HV:ハイブリッド ビークル(Hybrid Vehicle)の略<遮断モード>    システム 手動 自動状況       サービスプラグ パワースイッチ連動 衝突検出通常使用 ○点検・整備時 ○ ○衝突時 ○レスキュー時の注意取り扱いを誤ると、感電など重大な傷害を受ける恐れがありますので、十分注意してください。① 当該車両では、200V 以上の高電圧システムを使用しています。 ② 駆動用電池(HV バッテリー)の電解液に強アルカリ性(pH13.5)の水...
CT200h 22. 車両外観・内装の特徴下記に CT200h の特徴を示します。1つでも該当するものがあれば、本書を参考にして作業を実施してください。■フレーム No. による識別  運転席下側のフレームおよび助手席ドアピラーのネームプレートに、フレーム No. が記載されています。 フレーム No. 例 : ZWA – 2000101 CT200h であることは、最初の 5 文字 ZWA10で識別することができます。フレーム No.ネームプレート■外観による識別 ❶リヤドアの「HYBRID」 ロゴ❶
CT200h53. レスキュー時の取扱いポイントⅠ 車両の固定輪止めをしてパーキングブレーキをかけてください。P ポジションスイッチを押して P レンジに切り替えてください。 (IG ON、またはREADY-ON が可能な場合)Ⅱ 補機類の事前処理必要に応じて、パワーシート ( パワーシート装着車 )、ドアガラス、ドアロック、バックドアおよび給油口などの操作を行ってください。注 意補機バッテリーを切り離すと、上記操作が出来なくなります。警告■ 重度の火傷または感電による重大な傷害や死亡といった事態を防ぐために、オレンジ色の高電圧ケーブルや高電圧部品に触れないでください。■ やむを得ず触れる場合または触れる恐れのあるときは、絶縁手袋を着用してください。P 車両固定パーキングブレーキP ポジションスイッチ
CT200h 6Ⅲ ハイブリッドシステムの停止以下の 3 通りの手段のいずれかを行い、 ハイブリッドシステムを停止(IG OFF)して駆動用電池(HVバッテリー)、SRS エアバッグ、ガソリン燃料ポンプの作動を停止させてください。手段11. メーター内の READY 表示灯を確認する。2. READY 表示灯が点灯している場合は、ハイブリッドシステムは起動状態である。パワースイッチを一回押してハイブリッドシステムを停止状態にして、メーターおよび READY表示灯が消灯したことを確認する。注 意メーターおよび READY 表示灯が消灯している場合は、ハイブリッドシステムは既に停止状態になっています。この状態でパワースイッチを押すと、ハイブリッドシステムが起動してしまうため押さないでください。3. スマートキー(電子キー、カードキー)が近くにある場合は、車両から 5 メートル以上離す。4. ラゲージルーム内の補機バッテリーのマイナス端子を切り離して、ハイブリッドシステムの再起動および電気火災を防止する。警告■ エンジンが停止していても、ハイブリッドシステムが停止状態であると判断しないでください。 ■ 必ずメーター...
CT200h9Ⅳ 乗員の救出■車両の安定フロントピラーおよびリヤピラーの真下4箇所に木片等の支持物を置き、その後タイヤの空気を抜いて車両を安定させる。または救出用リフトエアバッグ装置を使用する。注 意高電圧ケーブル、排気システム、燃料システムの下に木片および救出用リフトエアバッグ装置を置かないでください。■乗員へのアクセス⇒ガラスの取りはずし必要に応じて、通常のガラス取りはずし手順を行ってください。⇒ドア取りはずしドアは、電気式・油圧式といった従来の救助ツールや手によって取りはずすことができます。状況によっては、ドアをこじってヒンジをはずすと作業が容易になります。 車両支持位置支持位置
CT200h11警告■ 重度の火傷または感電による重大な傷害や死亡といった事態を防ぐために、オレンジ色の高電圧ケーブルや高電圧部品に触れないでください。■ やむを得ず触れる場合または触れる恐れのあるときは、絶縁手袋を着用してください。■ 火花による引火等により救援者・乗員に重大な傷害をおよぼす恐れがあるため、油圧カッターなど火花が飛ばない機器を使用して車両を切断してください。■ SRSエアバッグシステムは、IG OFFまたは補機バッテリーマイナス端子切り離し後、90 秒間システムが作動していますので、経過時間を確認してから作業を行ってください。⇒車両切断時の注意事項高電圧による感電の恐れがある箇所。高電圧による感電の恐れがあるため、切断不可。カーテンシールドエアバッグが展開する恐れがある箇所。カーテンシールドエアバッグ展開用高圧ガスを発生させる装備があるため、切断不可。ただし、すでにカーテンシールドエアバッグが展開していれば切断可。サイドエアバッグ、カーテンシールドエアバッグが展開する恐れがある箇所。配線ショート、衝撃によりサイドエアバッグ、カーテンシールドエアバッグが展開する恐れがあるため、切断不可。ただし...
CT200h 12高電圧系部品と配線の位置構成部品 配置 説明補機バッテリー① ラゲージルーム 低電圧機器へ電力を供給する 12V バッテリー。駆動用電池(HV バッテリー)②ラゲージルーム内リヤシート後部28 個のモジュールが直列に接続され た、201.6V の密閉型ニッケル水素バッテリー。サービスプラグ③ ラゲージルーム 高電圧回路の遮断を行う。高電圧ケーブル④車両下部およびエンジンルームオレンジ色のケーブルで、駆動用電池(HV バッテリー)、パワーコントロールユニット(インバーター/コンバーター)およびエアコンコンプレッサー間に高電圧直流を供給している。また、パワーコントロールユニット(インバーター/コンバーター)、モーターおよびジェネレーター間に 3 相交流を供給している。パワーコントロールユニット(インバーター/コンバーター)⑤エンジンルーム駆動用電池(HVバッテリー)からの201.6V高電圧電力を 650Vに昇圧して3相交流電力に変換、その電気によってモーターを作動させる。また、ジェネレーターおよびモーター(回生ブレーキ)からの交流電力を直流に変換し、駆動用電池(HV バッテリー)を充電する。ガソ...
CT200h 16Ⅶ 液漏れへの対応この車両に使用されている自動車用フルードは、駆動用電池(HV バッテリー)で使用されているニッケル水素バッテリーモジュール電解液を除いて、ハイブリッド以外の車両で使用されている一般的な自動車用フルードと同様です。通常の車両と同様の処置を行ってください。ニッケル水素バッテリーモジュール電解液は、強アルカリ性(pH13.5)の水酸化カリウム水溶液で、人体に有害です。しかし、電解液は不織布に染み込ませてあるため、万一ニッケル水素バッテリーモジュールが破損した場合でも、通常は駆動用電池(HV バッテリー)ケースから流出したり漏れたりすることはありません。■保護具の着用保護メガネ(眼球保護用メガネ)ゴム手袋(強アルカリ性電解液処理時に使用できる手袋)耐アルカリ性のエプロン安全靴注 意もし電解液に触れた場合は、以下のガイドラインに従ってください。・ 電解液が付着した場合電解液が直接皮膚に付着した場合は、直ちに大量の水で洗い流してください。万一、電解液が目に入った場合は、大声で救援を求め、目をこすらずに直ちに大量の水で洗い流し、専門医の診断を受けてください。・ 電解液を誤飲した場合無...
CT200h15Ⅴ 火災への対応■消火剤消火器(油火災:ガソリン、石油、油などによる火災、および電気火災:電気配線、電気機器などによる火災に有効な消火器)で消火してください。■初期消火活動少量の水による消火はかえって危険な場合があるため、水を掛ける場合は消火栓などから大量に放水するか、消防隊の到着を待ってください。Ⅵ 水没時の対応ハイブリッド車両が水没した場合、車体には高電圧がかかっている可能性はなく、感電の心配はありません。 ■乗員へのアクセス 前述の手順(P5 ~)に従い、車両を固定しハイブリッドシステムを停止(IG OFF)させてから救援作業をおこなってください。注 意水没により、P ロック関連部品が損傷している場合は、 P レンジから切り替わらない場合があります。

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