65サラウンド機能の操作のしかた (つづき)(2)DTS デジタルサラウンドについて◎DTSデジタルサラウンド(または単にDTSと呼ばれます)は、デジタル・シアター・システムズ社が開発したマルチチャンネルデジタル信号フォーマットです。◎再生チャンネルや再生帯域はドルビーデジタルと同様、FL、FR、C、SL、SRの5chに加えてLFE 0.1chを持つ5.1chで、他にステレオ2chモードがあります。いずれも各チャンネルの信号は完全に独立して記録されるため、各信号間の干渉、クロストーク等で劣化する心配はありません。◎DTSはドルビーデジタルに対して比較的高いビットレート(CD/LDで1234kbps、DVDは1536kbpsか768kbps)となり、相対的に低い圧縮率で動作するのが特徴です。そのためデータ量が多く、映画館においてのDTS再生は、フィルムと同期をとったCD-ROMを別途再生する方法がとられています。もちろんLDやDVDにおいてはそういった心配はなく、1枚のディスクに映像とサウンドが同時に記録可能なため、他のフォーマットと同様の取り扱いが可能です。◎この他のメディアにはDTS録音されたCDがあります...