内蔵モデムコマンド一覧1データ通信をするために、モデムはコンピューターからのコマンドで制御されます。本モデムは、「AT コマンド」で定義されるコマンド体系に準拠しています。AT コマンドは、以下の形式から成っています。(ただし、一部のコマンドに例外があります。)ACR LFT109CRLFモデムには、AT コマンド受け付け可能な「コマンドモード」とデータの送受信が可能な「オンラインモード」の 2 つの状態があります。・コマンドモードコンピューターからコマンドを送り出し、モデムを制御するモードです。・オンラインモード相手側と回線が接続されている状態です。オンラインモードでは、エスケープコードを除くコンピューターからの信号をすべて、データとして回線上に送り出します。オンラインモードからコマンドモードに移る際はエスケープコード(“+++”)を、コマンドモードからオンラインモードに移る際は“ATO”コマンドを使用します。エスケープコードは S2 レジスターによって変更できます。通常、AT コマンドに対してはモデムからの報告(リザルトコード)があります。内容につきましてはリザルトコード一覧を参照してください。次ページ以...