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お持ちのサイバーショットDSC-T77に付いて色々調べてみました。
大変残念ですがサイバーショットDSC-T77で星野撮影は大変厳しいです。
星野撮影が出来る条件としてシャッタースピード等が手動で設定出来。
バルブ撮影（シャッターを長時間、任意に開く事が出来る機構）が必要です。
それとピントも手動か機械的に無限大に出来る機構も欲しいです。

サイバーショットDSC-T77は通常スナップ撮影等には優れたカメラですが
全て「自動」なのが星野撮影には残念ですが向かなくなって来ます。
但し、「夜景」モードに設定し、三脚に乗せて撮影出来れば
明るい星（惑星の金星等）は写るかと想像します。
しかし弧状と書かれているのは星像を日周運動で流して撮る事でしょうか。
そうなればサイバーショットDSC-T77では全くお手上げになります。

星野撮影においての固定撮影自体の難易度は然程高くは有りませんが
「自動化」されたコンパクト系カメラだと無理になってしまいます。
やはり此処はデジタル一眼レフの登場となってしまいます。
勿論、高価なデジタル一眼レフは要りません普及タイプで十分です。
デジタル一眼レフだと各操作を「手動」に出来ますので
星野撮影も思いのままに撮影する事も十分可能になって来ます。
当然、「自動」機構も有りますのでサイバーショットDSC-T77の様に
今まで通り、スナップ撮影等も可能ですし、扱いに慣れたら色々と
カメラを操作して自分の意のままに自由に作品を作る事も可能です。

今はカタログ落ちしていますが「EOS Kiss F」辺りでも十分ですよ。
今だと比較的安価で購入出来ると思います。
それと夜空の十分暗い光害の無い郊外に行く必要が有ります。
同時に「月」が有ったら駄目で、満月だと最悪です。
こちらは新聞の天気予報欄等で月齢で調べられると良いでしょう。
三日月程度なら然程明るく無く直ぐ沈むので問題は有りません。

最初は星々が写る程度で撮影を行ってみます。
真っ暗な所に着いたら回りの安全等を確かめてカメラのシャッタースピードを
先ずは30秒に設定します、カメラのモードはM（マニュアル）に合わせます。
レンズは取りあえずはレンズキットに付いているタイプで言いでしょう。
一番広角寄りにして絞りは開放（F○○の一番数字が少なくなる）にします。
ピントも最初は目視で∞に合わせるだけで良いでしょう。
レンズ側もピントはMに合わせます（AFは解除します）
電磁レリーズ（リモートスイッチRS-60E3）も別途購入の必要は有ります。
ISO（感度）は取りあえず800程に合わせましょう（状況に応じます）
上記の準備が整った所で適当に夜空に向けてレリーズを押します。
これで夜空の条件が良ければ星々は写っている筈です。
（上記方法はあくまでも一例にしか過ぎません）

参考 http://ryutao.main.jp/tips_howto1.html

因にISOと言うのは簡単に申しますとこの場合は光に感じる度合いの事で
ISO100よりISO400の方がより光を強く感じて拾います。
http://allabout.co.jp/computer/digitalcamera/closeup/CU20041028A/
但し、ISO表示が高ければ微弱な光も拾い易くなるのも事実ですが
反面、その分画面にノイズが出易くなる（次第に荒れて来る）ので
ISO感度を上げて撮影するにはそれなりの注意が必要となって来ます。

星々を日周運動で弧状に撮影するには夜空の本当に良い条件が必要です。
デジタルですので一概には言えませんが20分程が限界でしょうか。
それでも天の動きが早い赤道付近を狙うと結構、星々は流れて写ります。
長時間露光故にISO感度設定は低めの100〜200程度で十分です。
絞りも開放だと余計な光を拾い易くなるので或る程度は絞る必要が有ります。
上記設定値は夜空の条件で様々に変わりますので一概には言えません。
これは色々と経験を積んで自ら体読して行く必要が有ります。
数時間露光となればやはりフィルムカメラの出番となりますね。

添付写真はデジタル一眼レフで北海道の糠平湖湖畔での15分露光です。
CANON EOS 1Ds Mark II EF17-35mm F2.8 L ISO100 15分 f3.5