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結論から申しますと、質問者さんが、「ONKYO A-973を試聴して、その音に惚れ込んだ」のでない限り、PMA-390SEを推薦します。ONKYO A-973 と DENON PMA‐390SE は、同価格帯のプリメインアンプですが、決定的な違いが一つあります。A-973は「デジタルアンプ」である。↑↓PMA-390SEは「アナログアンプ」である。(現在存在する、オーディオ用のアンプのほとんどは「アナログアンプ」です)という点です。私が今までにいくつかのメーカーのデジタルパワーアンプを聴いた経験では、価格帯とあまり関係なく「音が蒸留水のようになり、味わいというものがない」傾向を共通して感じました。デジタルパワーアンプというのは、オーディオビジュアル用途など「とにかく、音が出ればよい」、もしくは「小型で発熱が少ないことが求められる場合」には、たいへん良い技術だと思いますが、ピュアオーディオに用いるのは妥当なのか？と考えております。その意味で、最初に書いたように、質問者さんが「ONKYO A-973に何らかの理由で惚れ込んでいる」というのでなければ、オーソドックスなアナログアンプであるPMA-390SEをお勧めする次第です。両機種を同じスピーカー・プレイヤーにつないで試聴する機会があれば、私の申し上げたことを質問者さんの耳で実感して頂けると思うのですが。