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この手の電化製品の修理全般に言えることですが、修理というのと元の機械の内容や設定を残したまま再利用可能な状態にするというのは全く別の作業になります。
例えていうならば、修理というのは誰か死んだ時に、死者のDNAから培養したクローンでそのまま新しく新品な状態で生まれ変わらせるという対応。今までの記憶はないですが、それ以降は今まで通り生活ができます。メリットは著しくコストが安くすみますし、予後も安定します。
設定を残したまま再利用可能な状態にするというのは、その死んだ人の死因などや問題のある箇所を特定し、臓器などを交換してなどという対応です。当然ですがコストは膨大にかかります。またその後副作用が今度どういう風にでるかは実際に生活してみないと分かりません。メーカーが行うような修理は前者の方法です。民間業者には後者の方法をとるところもあります。ただそれは修理ではなく、データを復旧するというのが第一なので副作用のことまでは保証しません。

データの取り出しを行いたいなら、そういう復旧業者に依頼されましょう。コストは修理の数倍以上はかかりますが、そんな何万何十万もの費用をかけてまで取り戻すほどのデータではないということなら、廃棄なり中古転売なりをされましょう。