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まあ中学生以上の男子だったらエロサイトの一つや２つ・・・（笑）

まずほとんどのサイトに関してアクセスしただけで自分の情報を持ち出される事はありません。
分かるのは自宅（Wi-Fi 経由の場合：３G・４G回線の場合はキャリアの）ＩＰアドレス、アクセスした機器（Windows 7 とか iPhone とか）、アクセスしたブラウザ（サファリとかクロームとか）ぐらいです。

ただし、悪意のあるプログラムを送り付ける事は可能です。

昔とある怪しいサイトを教えていただいたので職場の同僚とそのサイトに接続する実験を行ないました。
そのサイトにアクセスしたとたん１００個以上のウィルスなどを送り付けて来ましたが、その数の多さにびっくりしました。
勿論絶対に安全に出来る様色々工夫はした上での実験です。

iPhone の場合も「jail Brake Me」というウェブサイトがあり、そこのボタンを押すと脱獄させてくれるウェブサイトがあります。
ここ自体は悪意のあるサイトではありませんが、同様の手段を利用すれば悪意のあるプログラムを送り付ける事は不可能ではない筈です。

と言う事で iPhone（iPad なども含め）の場合アクセスしただけでウィルスの様なものに冒される心配はほとんどないと言って良いでしょう。
ただ怪しげなファイルのダウンロードボタンなどは押さない様に。

また抜き出せる情報としての IP アドレスはそれだけではあまり役立ちません。
良く「IPを抜いた」とか言って脅される事もある様ですが、IPで分かるのは何所のプロバイダーを利用していておよそどの辺（都道府県か、せいぜい市ぐらいの単位）からアクセスしているか程度です。
その上自宅の場合ですとほとんどは自動割振りでＩＰアドレスが決まるので、気になるのであればルーターの電源を切ってからしばらく間を置いて入れ直せばだいたい別のアドレスが割り振られます。

また iOS では素人が安全に利用出来る様システム的にかなり制限が掛かっています。
そのため複数のアプリが連携して動作すると言った事が出来ず「自由度が低い、使い難い」と言われたりもします。
Android に比較してちょっとした見栄えの変更さえ出来ませんからね。
でもその為にウィルス対策アプリさえ作れない（ウィルスも別のアプリだからその挙動を監視したり、動きを制限する事は出来ない）仕組みになっています。

なので脱獄さえしなければ比較的安全（今後どのような手法が編み出されるかは未知）なのです。

自分から個人情報を入力しない限りまず安全です。
逆に言えばフィッシュングメールとか、詐欺メールで脅されてもほとんどが根拠のない脅しだと言う事です。
怪しげなサイトにアクセスしたタイミングで利用料の請求詐欺メールが届くと多くの方はその２つを関連づけて恐れますが、ほとんどの場合は偶然の一致です。

って訳で脱獄でもしない限り極端に恐れる事はありません。
怪しげなサイトにアクセスする際は信用のおける（？）サイトにアクセスしましょう。

私自身脱獄に対して否定はしませんが、最低限の知識も無く単なる興味で安易に脱獄する事に対しては反対です。
脱獄の手法などを開発し、それを公開している方々は本当の意味でのハッカー（悪用はしない）です。
そしてその事が iOS のセキュリティー向上につながったり、そのアプリの機能が iOS 自身に取込まれてより使い易くなったりしています。

ただやはり危険を伴う行為ですからそのリスクを十分に理解して行なうべきですね。
私も iPhone 3G は脱獄して SIM フリー化していますし、 iPhone 4 でも一時脱獄しテザリングのテストをしています（こちらは既に入獄済み iPhone 5 があるので）。
でも iPhone 3G では丸３日間まともに動かずほとんどあきらめかけたりもしたぐらいです。幸いある事に気付いてなんとか回避出来ましたけど、ネットを探しても同じ様な症状は見当たらず苦労しました。
ですから人には勧めません。


まあ余計な事迄書きましたが、今の所貴方の場合は大丈夫でしょうし、iPhone が最も安全な機器の一つである事は間違いないと思います。

しかし、今後とも iPhone が安全であり続けると言う事ではありませんし、むしろ機器の機能の安全性より人間の心理の方がセキュリティ上のリスクが高いと言う事を覚えておくと良いでしょう。