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日本人は基本的に高額車と高級車の区別が付きません。日本人が一般に高級車と呼ぶ車は、単に値段が高いだけの「高額車」です。

なぜなら、この国には歴史的にヨーロッパ各国の王家のような、真に高級な暮らしをしている貴族のような階級の人たちがいないからです。だから「高級」という感覚そのものが理解出来ないのです。

日本人の感覚で「高級」にいちばん近いものは「お金持ち」です。だから高級車＝高額車になってしまうのです。これは民族的に仕方のないことです。

ヨーロッパなどの本当の高級車は、一般にはなかなか手に入らないような貴重な素材をふんだんに使い、専門の職人が手間ヒマ掛けて手作りに近いような生産体制でじっくり作られています。片や質問に書いてある車はどれも、自動車メーカーで１円どころか１銭単位までコストダウンし尽くされた安い量産部品を、下請けの期間工のような製造ライン従事者が組み立てた車です。このような車が高級車であるはずがありません。