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技術で一カ所新開発があると、物事で今まで右って言ってたものが左になるってのはよくあることです。

12気筒を縦にそのままミドシップにするとホイールベースは3mこえる
すると間延びしたかっこわるいデザインになるし、取り回しも悪い。
じゃどうやってwbを2500近辺にしたのか?
ランボはドライブシャフトをミッションから折り返しにした。
フェラはミッションとエンジンを２階建てにして高くなるのを防ぐためにボクサーエンジンにした。
これで、あのMRの形が実現したわけ。
でもこれ、かなり無理があるわけ。
おかげでランボはドラシャがオイルパンの中を貫通してるし、整備性は極悪。クラッチ交換百万円コース。
フェラは２階建てだから重心が異様に高くなり、やはり整備性は悪くタイベル交換時はエンジンをおろさないといけない。
でもこれでぶっといタイヤはかせりゃマイナス要素は影をひそめて、とりあえずMRの利点の方が勝って速い車になると。
これで30年くらいやってきたわけ。
ところがこの30年の間に、タイヤは進化し、サスもマルチリンクなど新開発が続出、シャーシも進化してる。
で天下のフェラ様は「現状の技術なら12気筒でいくなら、わざわざ重心の高い無理な乗せ方のミドシップより、素直にエンジンを前において後輪動かした方が結果的によくないか」となったわけ。
でもこれあくまでエンジンの大きい12気筒(10気筒も入るのかな?)の話。
エンジンが小さくなるとまた話ががらっと変わってくる。
エリーゼにしろアリエルアトムにしろストラスキャロンにしろヴィーマックにしろホークカーズのストラトスレプリカにしろ、あちらの方はそういうのが好きな人が多いのでMRをやめてFRという発想は多分しないでしょう。