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この条件なら、私ならポルシェ・カイエンのベースグレードか、スバル・フォレスターのターボモデルを候補にします。
やはり、雪山に行くようなことがそれなりの頻度であるならば、お考えのＧＴ－Ｒやランサーエボリューション、インプレッサといった、スポーツ指向だったり、あるいはパナメーラやレガシィくらいの車高の車よりも、カイエン、フォレスター、お考えのＸ５・Ｘ６などのようなパッケージングの車を選ばれた方が良いのではないかと思います。
スポーツカーをご希望されるくらいですから、やはり、それなりの走りをお求めになられるのではと思いました。年間の使用用途にもよりますが、どちらかというとオンロード重視ならばカイエン、雪道での走行を重視されるならフォレスターをお薦めします。オンロードでの運動能力は明らかにカイエンの方が上です。おそらく、このタイプの車の中では、運動性能においてはカイエンシリーズは突出したものがあります。しかし、雪道を走ることを重視される場合、それを重視して設計された車を選ぶのが一番です。フォレスターの場合、オンロードの四輪駆動性能だけでなく、確実にオフロードでの駆動力も考慮して設計されています。また、フォレスターの方が雪用タイヤのランニングコストが優秀です。やはりカイエンはオンロード走行を主に考えて作られている分、タイヤのサイズも幅広、大インチで、特殊なタイヤを求められます。つまり、選択幅も狭いと言うことです。
室内の重厚感などはカイエンは確かにポルシェらしさがあります。ＢＭＷやＭＢのような単純な高級志向ではないので、スポーツカーをお求めになり、かつ雪山を走るような方にはしっくり来るのではないかと思います。その点、フォレスターはやはり日本の車らしさが良い意味でも悪い意味でも強調されてしまいますが、そこはご本人の趣味の範疇だと思います。
あとは、この2車種で現物をご覧になり、出来れば試乗してみてください。雪山を走るなら、ご自分で感じられる走行フィーリングはかなり重要な要素だと思います。
なにより、気に入った車を楽しめることが一番です。