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35iだけを運転すれば全くきづかないですが、
50iを走らせると「ああ、35iってもっさりだったんだ」と気付くほど50iは重量を感じさせない力強さです。
特に踏み込んだときの排気音が「アメ車」そのものですね。

ずっと昔に乗っていたBMWをまた味わいたいということですが、
現行モデルはいろいろとがっかりする部分もあるかもしれません。
たとえば昔のBMWに比べるとドアがずいぶんと軽くなっていて、ドアを閉めたときの昔のいかにも「ドイツ車だ！」という「ドスン！」という剛性感といいますか重量感はまったく影を潜めています。
昔のBMWを基準にして極端にいいますと、「パスン」という感じになっています。
また、パワステも電子式になってしまったので、昔の油圧式のしっかりとした手応え、重さもありません。
昔を基準にしてしまうと、「国産車」のように軽いステアリングです。

たしかこのような変化は当初7シリーズに導入されたと記憶していますが、
往年の7シリーズオーナーからは非常に不評だったそうです。
それでも「安全性を高めるため」だとか「操作性向上のため」ということで理解してもらったと営業の方から聞きました。

X6はBMWの中でも試乗車のタマがない典型的なモデルですが、
35iなら都合が全くつかないということはないと思います。
50iは認定中古車で試乗させてもらうと良いかもしれません。

長々とかきましたが、昔に比べると変化しまくってるので、けっきょくは実際に運転されるのが一番です。X6は特殊なかっこよさを漂わせた一台です、良いお買い物を！