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全くおっしゃる通りで、1000～1500ccクラスのガソリン車より燃費の良いハイブリットはプリウスなどごく一部車種だけです。
http://autoc-one.jp/catalog/ecorank_hybrid.html
ハイブリッド車の８割は、同等サイズのガソリン車（の一番燃費の良い車種）より燃費が悪いです。

しかもここで言っている「燃費」とはいわゆる「10.15モード」燃費のことです。つまり一般的な市街地走行の燃費。ここにはアイドリングして停車している時間もかなり含まれています。ハイブリッド車は停車中はガソリンゼロで計算しますが、ガソリン車は停車中はエンジンかけっぱなしでアイドリングしているという計算をします。そもそもこの10.15モードというのは、ガソリン車同士で燃費を比べるためのものであって、ハイブリッドと比べても意味が無いのです。ハイブリッドを売るのに都合がいいから持ってきただけです。ガソリン車はアイドリング中エンジンを止めればもっとガソリンを食わなくなります。

さらに言えば、一般的なマイカーの場合、市街地走行は高々半分しか無く、走行距離の大部分は、遠距離をドライブした時に消費されます。遠距離を走り続けるだけなら、当然ハイブリッド車より（車体の軽い）ガソリン車の方が燃費が優れています。

さらにさらに言えば、カタログ燃費は新車時の燃費です。電池は使っているうちにどんどん性能が落ちていきますからハイブリッド車の実際の燃費はもっと悪くなってゆきます。一方、ガソリン車の燃費は何年乗ってもほとんど変わりません。

そんなわけで、ハイブリッド車は製造時にCO2を多く排出することなどをトータルに考えると、ハイブリッド車に意味があるのは、一日中町中をちょっとずつ走り続け、レジャーには使わない場合だけです。つまり営業用のライトバンや、官公庁の広報車などにしか意味がありません。

iQのことですが、トヨタに限らず大企業にはピンからキリまでいろんな研究者がいます。売れれば客だましてもいいという（ほとんどの）人もいますし、研究者魂で良い製品を作ろうとする人もいます。そして、良い製品を作ろうとする研究者は大企業の中では大体出世もせず安い給料で働いています。企業の利益に貢献しないから当然です。良い研究者をサポートし応援するには、消費者が良いものしか買わないように努力するしかありません。