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かつて1960年代にスバル360（RR方式）の技術から出来たサンバーは2011年現在日本で唯一のRRエンジン搭載車です（スバル360の開発者をサンバーのチーフエンジニアにしたため）

RRだからと言って車重が軽くなるわけではありませんが・・・。

軽なのでパワーがないからあまり意味がないと言う人もいますが、エンジンの配置や駆動部分、その他の装備によって性能が全然違います。同じ軽自動車でもサンバーと同じ4気筒エンジンの初代ステラと3気筒エンジンの現行ムーヴは同じ64馬力ですが、アクセル全開で走った場合ステラが速いというくらい差っていうのはあります。

●サンバーの場合
サンバーはエンジンが後ろの駆動部分にあるため駆動部分に重量がかかり、トラクションが得やすく、また四輪独立懸架を採用している為荒地走行に強く、加速性能も高いです。また、サンバーは直列4気筒エンジン（他社は直列3気筒）、他にスーパーチャージャーを装備している為、低回転域でも十分な力を発揮する事ができます。そのため他社の軽よりも力強い点、そして軽自動車作りにかなり力を入れている点が見られます。

●キャリィやハイゼットなどの場合
逆に他社の場合（スズキ・キャリィやダイハツ・ハイゼットなど）はFRを使用しています（ホンダ・アクテイ、バモスはMR）。FRは前後バランスが良い為良いと思われがちですが、FRは後ろの駆動部分が軽い為、荒地や雪道では空転しがちです。また軽トラの場合のFRは座席の前ではなく座席の真下にエンジンがあるため、後ろの荷物が空積状態で運転士が乗った場合操舵輪である前に重量がかかってしまうため、旋回性に影響が出がちです。またバンの場合FRは前のエンジンの力を駆動する後輪に伝えなければならない為クランクシャフトが下に必要となります。そうなるとそのスペースが必要となる為空間スペースが犠牲となってしまいます。

●サンバーのRRやアクテイ、バモスのMRは？
RRの場合駆動する部分にエンジンがある為クランクシャフトがいらず、その部分のスペース分空間を広く出来ます。
MRの場合RR同様クランクシャフトがいらないのですが、真ん中にエンジンがあるためその分スペース効率がいまひとつです。ただしRR同様トラクションは得られます。

●まとめ
これらの事からサンバーは農道のポルシェと言われています。耐久性もあって20万キロオーバーホールせずに走れたとか・・。このような高性能技術があるからこそ根強い人気があります。
しかしやはり開発にかなりの金をかけている事から2012年2月にはなくなってしまうそうです。
私はまだ大学1年ですが、免許を持っていません。一度乗せてもらってすごく良い車だったのでファーストｶｰとして新車で買いたかったのですが、買えませんね。中古で探すとします。いい車なので免許取ったら是非乗ってみてはいかがでしょうか。