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後ろにあるというより、座席と荷室の間に位置し、エンジンフードが室内にありますので、そこそこ音は侵入してきます。実際のエンジンフードはプラスチックに吸音材がついたカバーをはずし、その下にあるアルミに吸音材がついたカバーがボルト止めされているのをはずしてようやくエンジンが出てきますので、ぴっちりした分厚い二重蓋がありますから、それほどの音が入るわけではありません。しかしスポーツカーですから、あえて音を徹底して遮断しているわけではありませんので、おおむね4,000回転くらいからかなりの迫力ある音に変わります。しかしその回転域で音楽を聴きながら走り続けることはありえないので、音楽を聴くには問題ありません。

エンジンの位置の影響で、車室内全体がエンジンの熱を受けるのは事実です。上記のエンジンカバーを触ると、長時間走行後は結構は暖かさになっていますので、それによって車室内の温度上昇には影響しているでしょう。しかしエアコンの性能は申し分ないですし、車室容積が小さいため、かなり強力な効きです。例えば炎天下に置いておいて熱くなっていても、エアコンをつけて涼しくなるのは通常のセダンと比べれば驚異的な早さです。当たり前ですがワンボックスとは比べようがありません。ただし標準のアルカンターラシートも、オプションのレザーシートもスポーツシートも、どれも体を密着させてホールドするデザインですので、背中やお尻は汗をかきます。シートベンチレーターをつけられることをオススメします。