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プリンタの修理屋です。

どうしたいのか（買いたいのか売りたいのか）分かりませんけど、比較の対象が滅茶苦茶です。

まず、MP520とMP610は2007年秋のモデル。
MP520は生産数量の見込みが少なかったようで昨年の夏前に、MP610もほぼ昨年秋までにメーカーの倉庫からは消えました。

MP610は一番スタンダードなモデルで、５色ヘッド、自動両面印刷、CD-R印刷と機能も豊富でした。
このモデルの直接の後継に当るのがMP630です。
基本機能は大差ありませんけどコストダウンが一段と進み、細かく見ていくと機能が落ちた部分もないわけではありません。
使っていて差が分かる人も少ないとは思いますが。

MP610から自動両面印刷とCD-R印刷を省きインクが４色になったのがMP520と考えてよいです。
そのほかにも液晶表示部が小さくなったり前面給紙がカセットではなくトレイだけになったり、細かいところで仕様の違いはありますが、MP610の廉価版と考えてよいですね。

MP520の後継機種がMP540ですが、インクが５色になったり前面給紙にカセットが採用されてMP630との差は少なくなってきました。液晶はMP520と同様に小さいものが装備されています。
ただ、同じ５色といってもMP630とMP540はヘッドが違います。スペック上は差がないので、なぜ変えたのか私も分かりません。

で、MP620はMP540をベースにMP630の外装と無線ＬＡＮを装備したモデルです。
MP620の立ち位置を理解するためにはMP540の説明が必要なのです。


MP520とMP610は流通在庫だけですので、買い得と思うのでしたらすぐに買ったほうが良いでしょう。

今売れているのはMP630でしょうね。

MP620は当初MP630よりも高い値付けでしたが、目線ＬＡＮのメリットを評価されなかったのかいきなり値崩れしてきました。
安くなったといってもMP630が優位であることに変わりはないでしょう。