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PIXUS Pro9500と最新のPIXUS Pro9500 Mark IIのプリントの品質自体は
同じと思われても結構です。（両機所有しています）

両機の大きな違いは印刷スピードです。
Pro9500はLサイズ１枚印刷するのに3分掛かりますし
半切一枚印刷は１２分も掛かります。
Pro9500 Mark IIになると Pro9500の印刷時間の半分程になり大分変わります。
他、両機共通の特徴に「顔料インク使用」なのでプリントの持ちが
染料使用機の比では有りません、数年経っても色落ちが殆ど見受けられません。

両機共、質問者さんが一枚一枚丹念に仕上げる、作品制作的な目的で有れば
Pro9500か Pro9500 Mark IIがお勧めです。
確かに、顔料インク使用は染料インク使用より鮮やかさに劣る面は有ります。
しかし落ち着いた配色が期待出来ますし見た目が自然で良いです。
染料インクの或る意味派手さが押さえられている感じで好感が持てます。
印刷の品質、奥行きの有る配色等で大変満足させて貰ってます。
質問者さんとお住まいが近ければ仕上がりをお見せしたい程です。
（当方北海道札幌市在住の職業カメラマンです）

10色インク使用のパフォーマンスは中々の物です。
正直、インクコストはそれなりに掛かりますが仕上がりと耐久性で
それらの諸問題は払拭される筈です。

確かにPIXUS Pro9500が発売された当時は使用可能なペーパーが少なく
当時の最高級紙でもありましたプロフォトペーパとかが使えなく
印刷の遅さも相まって正直辟易した事も有りました。
当時、使えましたスーパーフォトペーパーもイマイチの仕上がりでした。
但し「絹目調」に対しては抜群の仕上がりを見せていたのが救いです。
他、白黒印刷には抜群の品質を見せました。
通常の普通紙とかマットフォトペーパーに印刷する分には問題有りません。
純正の高品位専用紙はPro9500、Pro9500 Mark IIに使えませんので注意です。
写真印刷は「絹目調」も是非試されて下さい、中々良い感じです。
尚、顔料インク使用機にはかねてから期待されてました新しい上級ペーパーの
光沢 プロ ［プラチナグレード］は良いです、私の写真印刷専用紙です。
昔、プロフォトペーパがPro9500に使えなかった不満が今は払拭されてます。
強いて言えばこのタイプで葉書バージョンが出て欲しいと思ってます。
尚、図とかの印刷は得意分野ですし、案ずるより産むが易しかもしれません。
光沢紙と言っても光沢プロ（プラチナグレード）には抜群ですし
光沢ゴールドにも問題は有りません、絹目調なんか最高です。

しかし正直言いますと値落ちしているPro9500の印刷スピードは遅い。
染料系プリンターに慣れ親しんでいる方だったらイライラするかもしれません。
でも言葉を変えると、遅ささえ気にならない、我慢出来るので有れば
比較的お求め易くなったPro9500購入も有りかもしれません。
但し、両機共に枚数を沢山印刷等の凡庸印刷には向かないかもしれません。
一例に年賀状印刷等、葉書印刷だと純正紙はグレードの低い
ハイグレードコートはがき、しか使えなく不便です。
富士製品の顔料対応ペーパー（画彩 光沢仕上げはがき）を使用しました。

両機共に丹念な作品作り目的であればお勧めで、現実的にはPro9500 Mark II。
お求め易さ優先で、印刷スピードの遅さは気にならないならPro9500。
※両機に使える専用インク「PGI-2」シリーズですが大手家電量販店とか
大手のカメラ店等しか在庫していない所が主です。
ホームセンターとか街のカメラ屋さんは先ず置いていないです。
従ってインク管理はしっかりと行ない、家に常にインクを在庫するのが理想です。
常時、封を切っていない新品インクが常に手元に有ると安心です。
尚、両機とも印刷条件にも依りますがグレーが最も早く減るので予備に注意です。