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プリンタの修理屋です。

もう少し比較の機種を広げるとわかりやすいですよ。

まず、C720 は2008年10月の発売、C710e は2008年12月の発売です。
普通は番号の大きなほうが後で発売されますけど、逆転しています。

そこで調べたところ、2006年8月に、C710という機種が発売されていました。
これがベースになっているシリーズと考えてよいでしょう。

ですから、違いがあっても僅かな差と考えてよいでしょう。


基本性能はほとんど一緒なのですけど、メモリがC720 は384MB、C710／C710e が128MB で、それぞれ増設は不可。
最大給紙枚数は、C720 が1,460枚、C710／C710e が930枚です。増設カセット（リコーではトレイという表記ですが、紛らわしくなりますので、一般的なカセットとします）が１段か２段かという差です。

このあたりは、使い方の問題で解決する場合が多いです。


ただ、この２つのシリーズで決定的な差がありました。
ＭａｃOSへの対応です。

C710／C710e はMacOSに対応していますが、C720 は対応していません。


おそらく、C710をモデルチェンジするときに、MacOS非対応の C720 と、対応可能なC721 の２機種を出したのでしょう。
でも、C721 は ４万円も高いのに、さらに８万円のオプションカードが必要です。
これではMacユーザーを切り捨てたようなもの。
そこで、旧型のC710に軽く手を加えて、C710e として再デビューさせたのでしょう。

普通は、旧型のリニューアルバージョンというのは価格対策ですから、安くなるのが普通です。
ところが、価格.comで調べてみると、C720 のほうが安いですね。

Mac対応という付加価値の分だけ価格評価が高いのかも知れません。


Windowsで使うのでしたら、安いほうという判断でよいのでは？
どちらを購入しても大きな問題はないように思います。