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スピーカーのグランドピアノDOMUSはピアノフィニッシュの本当に美しいスピーカーなので、容姿の面
もある程度考慮されていると思いますが、やはり惚れ込むだけの価値のあるスピーカーですので、グレ
ードを下げるのはもったいないと思います。

本当にこのスピーカーを鳴らしきるのは５０万円クラスのプリメイン以上であれば間違いなくベストだ
と思いますが候補に挙げられている３０万円クラスのプリメインでも十分スピーカーの魅力を発揮させ
ることができると思います。

レコード芸術という雑誌で、指揮者の記憶が定かではないのですが、多分佐藤裕氏だったと思いま
すが、予算１５０万円でオーディオシステムを購入することを決意され、オーディオ評論家の菅野沖
彦氏と色々な機器を試聴してプランを決める記事がありました。最終的な選択として次の組み合わ
せになりました。
スピーカー　ソナスファベールCremona
アンプ　アキュフェーズE307(6?)
CDプレーヤー　デノン　DCD1650？　（20万以上はしないプレーヤーだったと思います）

菅野氏がCremonaをぜひ聞いてもらいたいということと、佐藤氏がまたそれに惚れ込んでしまい最初
にスピーカーが決まったので、予算的にアンプとCDプレーヤーはギリギリの組み合わせになったのです
が、結果的にお二人とも大満足で、佐藤氏はそれは感動していました。アンプの候補としては他にマ
ッキントッシュとデノンのプリメインなどもあったのですが、佐藤氏はアキュフェーズが一番よかったようで
す。（ソナスファベールCremonaの組み合わせとして、予算の制限がなければ菅野氏のE306のアン
プの選択はなかったと思います）

私としては以前使っていたE306の音のイメージからすると、E308はちょっと音に実像感の手ごたえが
ないというか、音がおいしくないという感じがあります。透明感はすごいので、ピアノなんかですと、ピア
ノのタッチが丸くなってしまわないのでピアノはよかったです。それと弦の合奏の繊細感とか。

デノンの音はソナスファベールのデリカシーな音を殺してしまいそうな気もします。
私としてはマランツかラックスマンを選びますが、これは質問者様の音の好みの問題ですので、アキュ
フェーズも含めて十分試聴されてからの方がよいと思います。マランツの最新のPM１３S１も候補に
あげられると思います。躍動感、繊細感ではPMA－SA1より勝っているかも知れません。B＆Wの
800Dを相手にしても十分太刀打ちできたようです。低音の重厚感とかは違ってくるとは思いますが。

アンプもよくできたセパレートにすると、音像の実体感とか全然違ってきます。プリアンプだけでも全く
違ってくるので、自分の求める音というものを指向することができます。将来のグレードアップも考え
て、この価格帯でスタートを切るのもひとつの選択だと思います。また、また、スピーカーのグレードアッ
プにも十分対応できると思います。