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JAZZ系を聴かれるのでしたらJBLのスピーカー選択は、良い選択だと思います。

＞＞＞スピーカーはちょっと前にＪＢＬのＡ660という背の高いスピーカーがとても良いと思ったのですが、ホームシアター用なのでしょうか？＜＜＜
A660は、確かにAV用です。将来的にホームシアターを予定されているのであれば賢い選択です。
オーディオで、80％音が決まるのは、スピーカーですから、あなた好みの音のするスピーカーを選ぶことで全体の音質が決まってしまうといってもいいぐらいです。スピーカーを選ぶのに一番慎重にならなければいけません。他のメーカーとも聴き比べてあなたの耳にかなったスピーカーが仮にJBLのＡ660と仮定して次の段階の説明をします。

あとは、CDプレーヤーとプリメインアンプだけです。
JBLのスピーカーは、伝統的に能率が高く設定されているのでプリメインアンプの出力にはあまりこだわらなくていいのですが、小音量派でない限り、最低片チャンネル50Wは必要です。
予算割で、プリメインとCDプレーヤーにそれぞれ10万ずつ割り振ればバランスが良くなるのですが、私ならアンプ重視の予算配分で行きます。国産のアンプメーカーの中でDENON・マランツ・ラックスがしっかりした製品づくりをしているのですが、ラックスは価格的に１０万台のものはなかった様に思います。CDプレーヤーは極端に言うと消耗品です。１０万以下のものを５年間で使いつぶす感じで購入して５年後に中級機を導入する算段で行くのがいいと思います。プリメインは回路的に熟成されていますが、ソース機器であるCDプレーヤーはいまだに進化し続けていますので、５年の後の製品は、価格的に同じであっても性能的に今より格段に改善されていると思います。

ＪＢＬのＡ660は、トールボーイ型でスペースファクター的には有利な機種で私も賛成なのですが、ほかのメーカーの機種も聴いてみて十分吟味して決定された方が、後々後悔が少なくて済むと思います。スピーカーは故障することは少なく国産メーカーのように部品がないということもなく一生使用しようと思えばJBLであれば十分可能です。将来的にサブシステムに流用できる機種を選んでも面白いと思います。いずれにしても、実際に聴いてみることが大切です。お気に入りのソフト持参でオーディオ専門店でじっくり試聴されてから決められたらいいと思います。

（追記）
ＪＢＬの4312Ｄというスピーカーも、伝統的なJBLに古くからある型番の定番スピーカーです。
音は、トールボーイ型に比べると、左右の広がり感がなくなる恐れがありますが、上に書いたように定番の型番で何代にもわたって改良されてきているモニター・スピーカーの流れのものです。音はどちらかというと音場型ではなく、音像型なのでJAZZには合います。ただし、この場合スピーカースタンドが必要です。少なくとも床から20ｃｍ程度は持ち上げないといけないでしょう。スピーカー本体以外にスタンドの予算が必要になります。

マランツのアンプのＰＭ－15Ｓ１も作り込まれたアンプですので、どちらのスピーカーもスペック的には簡単になると思います。
あとは、組み合わせた時の鳴り方がDENONとどちらがあなたの好みの音を鳴らすか、ということでしょう。これは試聴で決定するのが一番でしょうね。デノンは高域に派手さがなくしっかりした音で、それよりマランツの方が、高域よりのやや派手な音になると思います。でもこればっかりは実際に聴いてみないとあなたの耳にどのように感じるかはわからないので、ぜひ試聴して決めていただきたいと思います。