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TU-870にはヘッドフォン端子がついていない思うのですが・・・
また、端子を改造してにつないだとしてもインピーダンスの関係でTU-870にヘッドフォンをつなぐことはお勧めできません。
TU-870はエレキットというメーカーの有名な小型真空管アンプキットです。現行品はTU-870Rとなってます。
http://www.elekit.co.jp/product/54552d383730
2W＋2W程度のミニマムアンプですが、これでも立派な普通のアンプで、手軽な真空管キットとしてとても人気があります。

エレキットにはヘッドフォンアンプもあります。こちらのことでしょうか??
http://direct.ips.co.jp/ihtml/ss_takumi/08.cfm
http://www.tristarjapan.co.jp/P1_TU882R.html

TU-870を使うとしたらSA7003をTU-870につないで普通のスピーカーで音を出すということになります。
能率が高い(できれば90db以上)スピーカーであれば2Wでもそんなに不足なく鳴ってくれますし、真空管の2wはトランジスタトは違い、そんなに不足無く聞けますよ。

個人的な意見ですが、SA7003の実力を生かすなら、もう少しランク上のアンプの方がいいでしょうね。
私も真空管アンプを使っていますが(今はトライオードのTRV-35SEという機種)トランジスタ式とは違う味わいがあるのは確かです。好みに合うかどうかはスピーカーにもよりますし、人それぞれですが、私は真空管の音は好きです。第一、真空管には造形美があって球が光る様はとても癒されることがありますよ。

TU-870でも真空管らしさを感じることはできると思いますが、どちらかというとTU-870は組み立ての楽しさや、改造(これはたくさんの体験記がでていて楽しいですよ)の楽しさや、真空管の基礎の勉強などを味わうものだと思います。

そういう訳でTU-870はヘッドフォン用には使えないですが、真空管式のヘッドフォンアンプで聞いてみるのは面白いと思います。SA7003についているヘッドフォンアンプとは一味違う感じが楽しめると思います。音質の向上というのがどいう方向かにもよりますが、エレキットのヘッドフォンアンプでも人の声の艶とか暖かさ、何より耳ざわりのよさみたいなものは感じられると思います。ただ、エレキットはあくまでキットのみですので組み立てが必要ですね。
後、どうしても真空管はノイズが残る場合があります。アナログレコードとCDではまったくノイズは違いますよね。そういう点(S/N比)では真空管は不利な場合があります。ヘッドフォンは特にノイズがあると気になる場合もありますのでできれば視聴できると良いんですが。