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リチウムイオン電池の特性として、満充電に近い状態ほど、高温状態ほど、電池の劣化が早くなるという性質があります。ある実験で、満充電・45℃で放置した場合、半年で60%まで容量が劣化したそうです。

従って、ちょこちょこ充電するのは、満充電に近い状態を維持する結果となる為、劣化を早めることになります。

また、充電しながらの使用は、細かい充電・放電を繰り返す為、充電発熱・放電発熱の両方が累積する為、熱による劣化を招きます。

一番劣化を早めるのは、満充電にして放置することなので、これを回避するのが長持ちさせるこつです。電池を使い切ってから充電することを基本とすれば、満充電状態を必要最低限に抑えることができる為、有効な手段となります。

質問者様は、バッテリー切れに不安を覚えるとのことですので、予備のバッテリーを持ち歩くのは有効だと思います。ただし、予備バッテリーを使用しなかった場合は、本バッテリーを充電した後、予備バッテリーと入れ替えてください。このように交互に使用することで、互いのバッテリー寿命を延ばすことになります。

尚、携帯電話のバッテリーのように、常に使用しているものは、不活性化することはありませんので、リフレッシュ(完全放電後、完全充電する)は必要ありません。これは、ニッケル水素電池のように、メモリー効果を起こす電池に必要なことです。

また、完全放電しても、その後放置しない限りは問題ありません。過放電に弱いのは確かですが、過放電自体、電池と本体の両方で保護回路を持っている為、放置しない限り、まず起こりません。