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画質という点ではRX100の方が圧倒的に優れていますが、オートで撮影する場合はHX50VとRX100の差はそれほど大きくはありません。特に飲み会などの席でRX100は手振れが目立つ可能性もあるので、本格的に写真を撮りたいとか、写真の勉強をして、綺麗な写真を撮りたいといった気持ちが無いと、お勧めしづらいカメラと言えますね。

夜景や暗所での撮影についてはどちらでも問題ありません。三脚を使って本格的に撮影するのならRX100は魅力的と言えますが、手持ち夜景モードを使う場合はHX50Vとの差はそれほど無いと言えますね。

広角については換算値24mmと28mmは大きく変わります。24mmの方がより広角になるので、風景や街撮りで撮影しやすいと言えますが、RX100の狙っている高画質は24mmでは実現できなかったと考えるのが自然ですね。広角で高画質を得るのは意外と難しいので。

パソコンやデジカメで見た際、等倍表示までするのであれば圧倒的にRX100の方が優れていますが、そもそも、等倍では何を撮ったのか分からないくらいの大きさになるので、あまりここを気にしてもしかたありません。パソコンの画面上に写真一枚を表示するレベルであれば、差はほとんどありません。通常のL版サイズのプリントでも同じくですね。

RX100と、HX30V（HX50Vの前のモデル）を持っていますが、背景ボケなどを強調したりするのであればRX100の方に分があるのですが、オートで撮影する場合は、ぱっと見では差がほとんど無いんですよね。そのため、オートを重視するのであればRX100ほどの性能は要らないということになります。


補足の全画素超解像ズームについてですが、これはデジタルズームをした際に超解像技術を使って、画像の解像度を無理やり引き上げる物です。ただ、拡大するのではなく、拡大した後、粗くなった画像データを、再度綺麗に見えるように調整しているんですね。ただのデジタルズームよりは綺麗に仕上がるのですが、少々不自然に見えてしまったり、純粋に光学ズームで撮ったときよりも画質は劣るので、この全画素超解像ズームを期待するのは危険と考えます。