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プリンタの修理屋です。

残念ながら、それがインクジェットプリンタの宿命といっていいでしょう。
顔料プリンタでも染料プリンタでも基本的には関係ないはず。

放置しておくとインク中のアルコール成分が蒸発して残渣が残り、ノズルを詰まらせてしまうことはご存知だと思いますけど、この場合顔料のほうが激しく発生するのが普通。

その影響で画質の低下を防ぐために、電源投入時は強制的にクリーニングを行います。
たいていは、前回停止してからの時間に応じてクリーニングの内容が変化し、長く止めていると念入りにクリーニングが行われます。

コンシューマモデルでの経験ですけど、強力クリーニングを実行すると、１０～２０％程度のインクを消費することがあり、数回実行するとインクタンクが空になる事がありました。

一ヶ月もとめておくと、これに近いクリーニングが行われると思います。
さらに写真専用の高画質モデルでは、ランニングコストを度外視した動作もあるでしょうね。

おそらく、PRO-1、PRO-10も同様でしょうね。
これらの機種は修理依頼もありませんし、PRO-1はメーカーが直接行なうスタイルのようで我々には手が出せない感じです（保守契約もあるようなので）。
以前のPro9500／MarkⅡでは、起動時や印刷開始時のクリーニングはしつこいほどやっていました。

写真専用機の宿命と考えて良いでしょう。


ただ、PRO-1 を購入するのでしたら、ちょっと覚悟が必要かも。

PRO-10、PRO-100 は通常のプリンタの延長上にあるモデルです。
インクなども１色1,000円前後です。

PRO-1 はサポートの方式を見ても、大判プリンタをステップダウンさせたようなモデルと考えるべきでしょうね。
インクだって、１色2,500円程度しますので、全色交換すれば30,000円となります。

修理の方式も異なり、PRO-10までは普通のPIXUSと同じ定額修理ですけど、PRO-1はちがいます。

同じプリンタと考えないほうがよいでしょう。