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「G11」は「ハイエンド・コンパクト（ハイエンド・コンデジ）」と呼ばれるジャンルです。
一方、「SX20IS」や「SX1IS」は「ネオ一眼」と呼ばれるジャンルです。
（この規模の仕様では「ネオ一眼」とは呼べないかもしれないけど・・・・・。）

ニコンCOOLPIXだと、「P6000」が「ハイエンド・コンパクト」で、
「P90」や「L100」が「ネオ一眼」です。

「ハイエンド・コンパクト」は確かに「コンパクト」なんですが、
「ネオ一眼」に比べてスケール面で劣っている訳ではありません。
むしろ逆です。

まず、撮像素子が大きいのが「ハイエンド・コンパクト（G11）」です。
「ネオ一眼（SX20IS）」の撮像素子は普通のコンデジと変わりません。
（この規模の仕様ではない、正真正銘の「ネオ一眼」は、撮像素子が大きいですけどね。
FUJIFILMの「FINEPIX S200EXR」やカシオの「EXILIM EX-F1」など。）

また、「ハイエンド・コンパクト」は非圧縮のRAW保存が出来ます。
「ネオ一眼」は出来ないものがほとんどです。
（「SX1IS」は例外的に出来ます。「SX20IS」は出来ません。）

そして、「G11」と「P6000」には、
他社の「ハイエンド・コンパクト」や「フラッグシップ・モデル」と比べても、
優れている点があります。
それは、「実像式・光学ズーム・ファインダー」が付いていることです。
他社の「ハイエンド・コンパクト」（Panasonic , RICOH）も、
オプションで「外部・光学ファインダー」を付けられますが、
その分出っ張ってしまいますし、ズームには連動してくれません。

「ネオ一眼」は、「電子ビュー・ファインダー（EVF）」です。
要するには液晶なので、使う人の視力にも拠りますが、分解能の面で光学式に劣ります。
光学式が使われないのは、倍率が大きすぎて、それに対応するものを作るのが困難だからでしょう。

要するに、高性能や高画質を求めるならば「ハイエンド・コンパクト（G11）」ということになりますね。

倍率を求めるならば「ネオ一眼（SX20IS）」です。
倍率だけなら一眼よりも優れています。
（因みに、倍率を稼ぐために撮像素子が小さくなっているのではないかと思われます。
撮像素子が小さい分、【実】焦点距離を短くできますからね。）

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【追記】

あと、動画の性能を求めるなら「SX20IS」や「SX1IS」ですね。

音声も「G11」のモノラルに対して、「SX20IS」や「SX1IS」はステレオです。