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私もその値段の境目を探して試聴と購入を繰り返している（いわゆる「イヤホンスパイラル」というやつです）のですが、残念なことに未だに明確な閾値となる金額を発見できていません。信じられないことに、5000円と10000円のイヤホンを比較してみて、5000円のイヤホンに軍配が上がることもあるのです。そういった意味では、値段を境目にして音質の善し悪しを決めるのは、あまり賢い手ではない、と言えると思います。CN45に関しては、発売されたばかりでレビューも少なく、また私自身も未所持ですので、詳しいことは申し上げられません。ですがいくつかのレビューを見てみると、先輩モデルに当たるCN40と特性自体は似ており、単純なアップグレードモデルと言っても差し支えないような音質のようです。つまり、大規模な音の特性の変化は見られない、ということですね。CN40は（というよりMaxellのイヤホン全体にややこういった傾向が見られますが）同価格帯ではマイナーな、フラットで上品な音質が売りでしたので、おそらくはCN45もそのフラットな特性はそのままに、解像度の向上などが期待できるのではないでしょうか。FXC71は、CN45とは特性がかなり異なります。高音寄りのドンシャリなので、ノリはいいですが高音がシャリつきます。ロックやメタル、電子音系はそこそこ楽しめますが、やはりネックはシャリつきです。これが気になる方は、特別このモデルをお使いになる理由はないと思います。CN45が勉強も運動もイベントも、そつなくこなす優等生だとすれば、FXC71は苦手なことも多いが、イベントなどでは持ち前のノリのよさで、先頭に立って盛り上げていくタイプ、といったところでしょうか。質問者様のお聞きになる曲のジャンルにもよると思いますが、CN45の方が多ジャンル対応で弱点がないので、私でしたらこちらを取ると思います。参考にしていただければ幸いです。