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どちらも特性がありますからCMOSとCCDのどちらがいいとは言えません。昔はCCDのほうが構造が複雑のため高価だが高画質に向くとされていました。それに対してCMOSは構造がシンプルで安価で作れる代わりにノイズが多いと言われました。最近はCCDの構造の複雑さが足かせになっている部分があります。どういうことかと言えば構造が複雑ということは処理が遅いことを指します。ハイビジョンのようにデータ量が増えるとCCDでは処理が追いつかなくなるということです。ですのでハイビジョン動画が撮れるものはそのほとんどが構造がシンプルで処理速度の速いCMOSがほとんどです。昔に比べて弱点のノイズも改善してきていますから。ハイビジョンカメラでCCDを搭載しているムービーはそのほとんどが3板式（RGBに各1枚）になっています。3板になれば色的に有利というメリットもありますがこの処理速度の遅さを補うというほうが大きいと思います。またCCDは暗い画面でヘッドライトなどの光が画面に入ると縦に光が延びるスミアという現象が起こります。CMOSではこの現象はほとんど起こりません。このように特徴がありますから単純にこの撮像素子だけでどちらが綺麗かは判断できません。そこからだされた信号を処理する映像回路の善し悪しも関係しますから。