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画素数の設定を下げると画質は向上しますか? ◆ 一眼初心者の者です...

画素数の設定を下げると画質は向上しますか? ◆

一眼初心者の者です。

画素数や解像度について調べているうちに、疑問に思った点がいくつかあったので質問させて頂きます。
(「画素数」と「解像度」の定義自体はよく理解しているつもりです。)


勉強の過程で、「同じセンサーサイズならば、画素数を上げることだけで画質(階調表現、色表現)が向上するわけではない。」という言説をよく目にしました。1ピクセルあたりのセンサーサイズが大きくなることで階調再現力などが上がることは理解できます。
ここで、私のカメラは最大16メガピクセル(Lサイズ)なのですが、設定から画素数設定を4メガピクセル(JPEG Sサイズ)に落とすことで、1ピクセルに割り当てられるセンサー上の領域は広がるのですか?またそれによって画質や階調表現に変化は現れるのでしょうか。
それとも、イメージセンサー上の割当ては最大画素数の16メガピクセルで固定されており、4メガピクセルに設定したところで4ピクセルにつき1ピクセルを感光に使用(またはリサイズ?)するだけで、画質は変わりませんか?
(撮り比べてみましたが、建物の壁の階調など、Sサイズの方がなだらかな気がしましたが、思い込みかもしれません。)


私の使用しているディスプレイは1980x1080ピクセルで、約2メガピクセルです。画面一杯に写真を表示した場合、同様に2メガピクセルでの表示となることは分かります。
拡大(等倍)表示やトリミングはしない前提ならば、16メガピクセルで撮ろうと4メガピクセルで撮ろうと表示される画像は同じですか?
撮り比べてみたところ、Sサイズでは電線にシャギーが発生します。ただし、表示サイズを少し変えると消えますから、「たまたまその表示サイズでシャギーが出た」ということで、画素数によるものではないのでしょうか。
(もし「ディスプレイでの全体表示だけの用途ならば、Sサイズで足りる」とのことでしたら、ストレージが喜ぶのですが...)


私はいつもヨドバシカメラにあるFUJIFILMの「プリンチャオEx3」というプリンターでプリントしています。
このプリンターの解像度は300ppi、サイズは主に2L判で刷っています。つまり画素数は約315万ピクセル程度です。
前述の通り私のカメラでSサイズで撮ると4メガピクセルですから、画素数は足りており、画質の低下は起こらないと思います。
ただ、「イメージセンサーのベイヤー配列」というものがあるようで、これがよく理解できません。
単純に「プリントに必要になる画素数が2倍になる」ということでしたら、315万ピクセルの倍で、6.3メガピクセルで撮らなくてはなりません。
そうするとSサイズ4メガピクセルでは不足が生じます。Mサイズならば8メガピクセルで撮れるので、そちらを使用したほうがよいのでしょうか?
また、ディスプレイ表示にも「ベイヤー配列」が影響するようであれば、その点に関しても教えて頂きたいと存じます。

以上3点です。知識が定着しておらず、まとまりのない文章になってしまい申し訳ありません。どうぞ、よろしくお願いします。
Yahoo!知恵袋 3755日前
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①プロのカメラマンが言いふらした迷信です。諧調を豊かにするのは画素数であって、画素の大きさではありません。

35ミリフィルムは、24mm×36mmの面積です。それを小型カメラと言い(昔は)、それより大きな中判という大きさがあり、例えば6×7判なら56mm×70mmです。もっと大きい大判もあります。フィルムでデジタルの画素に当るのが、銀粒子の大きさです。感度で決まります。同じ感度で画素数を増やそうと思えば、大きなフィルムを使うしかありません。

フィルムでは35ミリより中判の諧調が良いと言われます。理由は、カメラマンの多くは分かっていませんが、画素に当る粒子の数が増えたからです。白地に黒い点で絵を描こうとすれば、点が小さいほど諧調が豊かになります。中間調の灰色の明度の違いが表しやすいからです。写真のプリントはフィルムを引き伸ばして作ります。同じ大きさのプリントなら、原版のフィルムが大きいほど、単位面積の中の粒子数、つまり画素数が多くなります。

カメラマンの多くは高卒です。お前は学歴で人間を差別するのか、と言われそうですが、そういう意味ではありません。大学レベルの物理や化学を学んでいないということです。人間は知らないことは想像で補います。デジタルの原理を理解できなければ、フィルムから類推します。しかし、フィルムとデジタルは、画素の考え方が根本的に違います。

一つの画素を「田」の字に分解したとします。1個の画素の面積は四分の一になりました。画素一つだけに注目するなら、入る光の量は1/4です。しかし、4個の画素の信号を足し合わせれば、同じことです。しかも、その足し合わせ方は、田の字の上二つと、その上の別な田の字の下二つでも構いません。画素が増えて、画素一つの面積が小さくなれば感度が悪くなる、というのはカメラマンたちがフィルムから類推した迷信でしかありません。

細かいことを言えば、配線の部分が利いてきます。画素が増えると配線も増え、その配線は表面にあるので、光を遮ります。撮像素子全体の面積のうち、配線部分がない部分の比率を、開口率と言いますが、その開口率が低下します。しかし、それはイメージセンサがきわめて小さいコンデジの場合の話であって、ニコンのCXの1インチ以上であれば、あまり聞いてきません。コンデジの極小のセンサでは影響が大きいので、裏面から光を入れて、配線に邪魔させない、裏面照射型センサが実用化されています。

フィルムからの類推とコンデジの特殊事情から、画素が小さいと諧調が出ない、という迷信が生まれました。事実、新しいセンサは画素数が増え、しかも、感度も上昇しています。

②斜めの直線がキザギザになるのは、入力画素数と表示画素数が、たまたま小さな整数の比率になったためです。それはモアレの発生と同じ、単純な数学的な原理です。

③画素の並べ方は、普通は縦横に直交して整列させます。田の字です。入力信号も田の字です。田の字と田の字が干渉して、一定周期で画素と画素がきっちり合い、その周期でモアレやギザが発生します。

カラー写真を作るには、赤、緑、青の三原色のフィルタで、赤だけ、緑だけ、青だけの光しか通せなくして、この画素は赤だけに、この画素は緑だけに、感じるようにさせます。そのフィルタの配列を、田の字の斜めに緑が2個、他に赤と青を1個ずつとやったのが、Bayerの考え出したフィルタです。直交配列が基礎です。

フジの考えた画素の配列は直交ではありません。だから、表示や印刷の直交した配列と、周期的な干渉を起こしにくいのです。Bayerの配列だから、というのは物理や数学を知らないカメラマンの理屈です。直交した配列同士だから、周期的な干渉を起こしやすい。そういう単純な理由です。電子工学も量子力学も、知らない人は却って複雑に考えますが、基本原理は単純です。
Yahoo!知恵袋 3754日前
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取扱説明書・マニュアル

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http://fujifilm.jp/.../ff_x-s1_mn_j102.pdf
164 ページ2.94 MB
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