138

view

Sennheiser HD228は友人に「安くてコンパクトなヘッドホン無い？」と言われて選んであげたことがあります。購入してみるとチャチなパッケージに「Bass Level MAX」という謎の表示。外見上はあまり安っぽくはありませんが、手に取ると恐ろしく軽くてプラスチッキーな質感。集まったオーディオ仲間の間に「コレはヤバいんじゃないか？」という空気が漂いました(^_^;)しかし、いざアンプに繋いで音を出してみるとビックリで、正統派Sennheizerの音がします。価格にしては質感が良く鮮明な高域に、程良い分離の中域、そしてサイズからは想像できないほど量感があり締まった低域が音全体に厚みを与えている印象でした。元々ポータブル用で感度が高くインピーダンスも低いのでウォークマンで十分に鳴らすことができ、何よりも付け心地の良いパッドが室内使用でも室外使用でも大活躍します。ロック系を聴くとのことですが、このヘッドホンなら迫力を崩さず、聞き疲れせずに楽しめると思います。AKG K414Pはヘッドホン好きの間では有名なハイCP機種です。外見と装着感を気にしなければこの価格帯の携帯式ヘッドホンの中ではダントツに音が良いですね。音の傾向は聞きやすい弱ドンシャリで、音が篭りやすいという点を除けば（この価格では）文句の付けどころがありません。とにかく小さくなり、音漏れも少なく、ウォークマンでドライブできるインピーダンスなので外出用としては重宝します。HD228を絶賛した後ですが、正直これが一番オススメと言えます。ATH-WS70は打って変わって国産のエントリーモデルですね。まぁ音質云々以前にデカいです。K414Pと比較すると、これは持ち歩けないなぁ、って感じますね。外見が良く、音質的にも上記の2機種に劣らない性能を持っていますが、ポータビリティを考えるとオススメはできません。追記:HD228の装着感はとても良いですが、夏場はとても蒸れます。また、K414Pは側圧の調整が可能ですがハウジングが小さいので耳が痛くなりやすく、ATH-WS70はDJモデルを意識したせいか側圧が少し強いです。首にかける場合はATH-WS70の大きめのハウジングは邪魔です。この3つの中ではK414Pが一番かけやすいかと思います。HD228も比較的首かけはしやすいですが、ハウジングの厚みが少し邪魔ですね。