266

view

FRのスピーカはかなり良心的なものだったと思いますが、しかし今からこれに合わせて単体のアンプやチューナーデッキアンプを購入するほどのものでもないような気がします。

FR-S9であれば、当時でも５万円くらいはしたはず。同クラスのものであれば、同じオンキヨーからNRXというものが出ています。
http://www.jp.onkyo.com/audiovisual/premiumcompact/nrx/nrx/index.htm
これならば、iPodがデジタル接続になりますし、音質も満足がゆくものと思われます。

スピーカを置いてあるのならば、気分によってつなぎ替えて楽しむなんてどうでしょう。

しかし、アンプはもったいないことをしましたね。
FRなど、このテのデザインのオンキヨーコンポのCDトレイ部は、INTEC185以来の一番の弱点です。
このモデルを見たわけではないので、同じ構造だとは断言できませんが、原因はトレイの開閉に使われているゴムベルトの劣化・ゆるみではないかと思います。

このベルト１本でトレイとメカデッキまでをヨイショ・ドッコラショと上げ下げしているため、これが滑り出すとまずトレイを完全には閉められなくなるのです。閉められなくなると、機械は「閉まっていない状態」と認識しているので、今度は開ける命令を受け付けなくなります。実は、このベルト自体は数百円のものです。もちろん、交換工賃が別途6千～1万円くらいかかりますが・・・。

まあ、あまり感心できる設計とは思いませんが、最近のコンポはみんなこんなものです。トレイとメカデッキの駆動を別にすれば、こんなにアッサリ滑るようにはならないのでしょうが・・・。
ベルト１本でまた数年使えるのですが、1万円で修理するか、新しいのを買うか、となると、買い換える人は多いのでしょうね。そうでないと、メーカとしても困るのでしょうけど。
私は、気に入ったモノなら補修部品がなくなるまで修理して使い倒しますので、メーカにとってはヤな客かもしれません。