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今年に入っての、トヨタとホンダのハイブリッドをめぐる競争は、マスコミがいろいろ囃し立て、それにネット住民が乗っかって、話題には事欠きませんね。
その中で、プリウスの値段と広告については、トヨタがかなり悪役になってしまった感があります。トヨタが加害者、ホンダが被害者という図式ですね。

しかし、当事者（トヨタとホンダ）にとっては、いたって普通に、資本主義社会の原則に基づいて、普段通りの開発競争と販売競争をしているのだと思います。トヨタに加害者意識はもちろん、ホンダに被害者意識すらもないのではないでしょうか？日本の自動車業界って、所詮仲良しクラブなんですよ。海外ではもっとエグい相手と闘ってますからね。
ホンダはプリウスが発売された後も「ようこそ。低価格ハイブリッド時代。」といった「プリウス大歓迎！」みたいな広告を打っているし、トヨタ副社長の今回のコメントも、建前も本音もなく自然と出てきた言葉だと思いますよ。

ただ、ハイブリッド以外も含めた全体の販売台数実績を見ると、今のところホンダは思惑通り･トヨタは当て外れといったところでしょうか？
実際の購入者とはなり得ないネット住民から、被害者だと思われたり負け犬だと言われたりしていても、しっかり実績を上げていますから、ホンダは本当に地力のある（したたかな？）会社だと思います。