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好みの違いがあるので、一概には言えませんが、いくつかの点で比較してみます。

燃費:インスパイアは9.9Km/Lで、他社同クラス(3.5L)とさしたる差はありません。但し、インスパイアは3.5Lクラスで数少ないレギュラーガソリンです。かつ、VCM搭載なので、高速や一定速度で走行出来る場所では一番低燃費。

走行性能:サスペンションのチューニングは、SH-AWDを搭載したレジェンドほどではないが、スポーティーで走行しやすい。トヨタセダンのサスペンションは柔らかいので、乗り心地はインスパイアより良いが、安定性は低い。

内装:フーガやクラウンよりは劣る(但し価格差が随分ある)


サイズ:インスパイアは北米基準なので、日本では大きい。クラウンは日本向けのため、サイズ感は抜群。フーガはインスパイアと同じくらい大きい。


全体的には、インスパイアはフーガやクラウンの上級グレードとは少しクラスは違います。金額も、クラウンやフーガは高いです。その点では、インスパイアは最もお得な3.5Lセダンと言えます。(レギュラーガソリンであることも寄与)

ただし、メーカーが意志いれてないことや、目に見える質感の差(特にトヨタは内装が上手い)、ボディサイズが日本に向いてない等の理由のため、売れていません。


総論:後部座席でラグジュアリーなら、クラウンやフーガが絶対良い。ドライバビリティを求め、自らがステアリングを握って走ることが好きならインスパイア、もう少し低燃費にしたいならマークＸやティアナ、いいとことりならクラウン･フーガの2.5Lかなと。ただし、上級車の排気量ダウンは、装備品も結構削られますが。(OP設定はあり)


ちなみに、悩むならスタイリングの好みを重視するのが、実はセダンの選び方の大事なところです。あとは、メーカーの思想(どこにお金をかけるのか)です。どんなに高級車でも、まるで響かない車もあれば、軽でも惹かれる車はあるわけです。