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AX2000の兄貴分に当たる、NX5Jを先日使った・・。実は、この機種・・先日まで購入予定だったんだよね。。自分の場合は、システム連携が絶対条件なので、必然的にSDIとタイムコードを持ち、バックアップ記録も出来るNX5Jになる訳だが・・ハイアマクラスの人なら、AX2000でも十分だろう。。レンズを含めた光学ブロックは全く同じで、記録方式も同じなので画質の差は無い・・ただ音声は、リニアPCMとドルビーデジタルなのでこちらはかなり差がある。。聞き比べたら愕然とするレベル。まっ、業務機じゃ無い訳だから・・高級民生機と考えたら、十分かも。画質は、正直・・かなりいい。。大きめのセンサー（家庭用では）に少な目の画素（112万画素）、の良選択のお陰で、ダイナミックレンジが広く、このクラスでは画に余力感がある・・。3板方式の素直でリアリティ溢れる、色再現も当然重要だがビデオカメラの根本的画質は、このダイナミックレンジの広さで決まる。これが広いと、階調表現力が増し、撮影に厳しいシーンでも質感・立体感が保てる。カタログスペックを追求して、ピーキングな特性となり、針の一刺しで画が破綻する、一般家庭用カメラとの決定的違いがここにある。短所としては、20倍もの高倍率ズームが、無理しているような感じも見受けられる・・。例えば、撮影中にズームをすると・・かなりデカイ駆動音がする。これは、他の業務機を扱っている人なら、ギョっとするぐらいのレベル。また。フォーカスも微妙に甘くなるところがある。この辺りは、倍率が大き過ぎて、フランジバックの調整に無理があるのかもしれない・・。一説には、このレンズ絡みのトラブルは結構多いとも聞くし・・。まっ、短所は他にも幾つか感じたけど・・値段を考えたら・・これは妥協出来るレベル。ソニーは、業務用メインフォーマットHDVでは、今後戦闘力が保てないとの決断をし、このカメラを発表した訳だが・・そこに至るまでは・・相当社内でも議論がなされた筈だ。。当然、この規格で先行するパナのAG-HMC155をあらゆる面で凌駕する必要があった訳だ。。この目的は、達成されていると思うが・・パナは、220万画素のフルHD・プログレッシブセンサー搭載の最新鋭機をこの秋に投入する。今後、更に需要が増すであろうハンドヘルドカメラのシェア争いは非常に興味深いと思う・・。