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一番の構造的な違いはファインダーでしょうね。D90はペンタプリズムの一眼レフレックス式ファインダーを備えた純然たる一眼レフカメラです。α55は撮像素子で受けた光を映像エンジンで動画にしたものを小型の液晶画面に表示したものをファインダー窓から覗いている電子ビューファインダーというものです。ですから厳密に言うと一眼レフではありません。ファインダーにミラーが要らない構造ですが、位相差AFセンサーに像を送るためにミラーが必要でハーフミラーを使っています。撮影の際にミラーの上げ下げが不要なので、その分高速連射が可能です。でも撮影時に像の消失があるのは一眼レフと変わりません。一眼レフはミラーの上げ下げでファインダーが暗転しますが、α55は通常撮像素子をファインダー画像を表示するために受光させていますが、撮影時にはシャッター幕が一旦閉じて「開閉」するようになっていますのでやはり暗転します。その他のつくりはD90の方がボディがエンプラであることを除いて中級機の作り、α55は入門機そのものの作りです。α55は色物でオススメできません。発売時は瞬間的に売れましたが、便利だけど不自然なEVFだけでなく発熱による動画時間の制限や連写速度の割りにチープな連写枚数等でケチがついて、今は売れていません。D90もいいカメラでしたが、発売から二年たった今となっては各所に古さが目立ちます。一眼レフの経験があるのでしたら、もう少し頑張ってニコンD7000にした方が後悔が無いのではないでしょうか？ソニーの光学ファインダー機は20万円オーバーのα900だけです。D90と同じクラスの中級機はα700という機種がありましたが既に製造中止となって久しいです。来年α700の後継機が出るということですが、噂によるとα55同様に電子ビューファインダーのα77になるとのことです。というか、ニコンとソニーでは向いている方向が違い過ぎて比較しようにも噛み合いませんね。ニコンと比較するのならキヤノンやペンタックスが妥当です。