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本番撮影と同じ照明条件で、本番の被写体を置く場所に
無彩色（＝色のついていない色、純白やニュートラルグレー）の被写体を置いて
D90 でプリセットホワイトバランスを取得します。
この設定のまま食材を撮影すれば、好ましい色かどうかは別にして、
被写体の色に忠実なホワイトバランスの画像を得られます。
プリセットホワイトバランスについては、
説明書の102ページ以降に記載されています。

※無彩色としては、銀一の『シルクグレーカード』をお奨めします。
1,470円と安価な割に完全なニュートラルグレーに近く、
露出とホワイトバランスの調整に使えます。
ニュートラル性は落ちますが、安く手軽に済ませるなら
数枚重ねた真っ白なコピー用紙や白いお手拭きでも何とかなります。

微調整を加えるなら、上記ｊ方法のまま RAW で撮影して、
Capture NX 2 で現像する時にホワイトバランスを再設定するのがベストです。

画像は D70 で撮影して調整方法を変えたものです。
左上はRAW現像ソフトのオートホワイトバランス、
左下はプリセットとほぼ同じ方法でRAW現像時にホワイトバランスを調整、
右上はカメラのオートホワイトバランス、
右下はプリセットとほぼ同じ方法でRAW現像時にホワイトバランスを調整、
となっています。
右下についてはお手拭でホワイトバランスを取得しています。

電球は光色の偏りが大きく、ホワイトバランスを適切に合わせても
晴天と同じような画像にならないことがありますので、
電球っぽさを残すのでなければ昼光色か昼白色の三波長蛍光灯をお奨めします。