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基本的にEOS 7DとEOS KissX5は同じイメージセンサーを持ち、同じ画像処理エンジンを搭載しています。そのため、EOS 7Dで、EOS KissX5でも設定可能な範囲で撮影を行った場合、使われるレンズの差が大きく影響します。主には解像力で差が出ますけどね。ただし、これはレンズの差となります。ではボディではどうかというと、上記でも書いてはいますが、設定できる範囲がEOS 7DとEOS KissX5では異なります。一番分かりやすいところではシャッタースピードになるのですが、ホワイトバランスの調整など、設定できる範囲が広いのが中級機たるEOS 7Dの特権と言えます。つまり、それらを駆使して撮影された写真に対して、KissX5では設定すら出来ないので、撮る事が出来ない・・・となるわけです。これらの撮影に関する設定の幅から、中級者、上級者はより上級モデルを求める傾向があるのですが、これらの設定は上手く使えないと、かえって変な写真を撮ってしまうことにもつながるので、初心者が中級機、上級機を購入するというのは宝の持ち腐れになりやすく、使いこなせるようになるころには、カメラ本体の寿命もあとわずか・・・なんてことになりやすいので注意が必要なんですね。ちなみにNikon D40が名機といわれた理由はオールドレンズがほぼ制限無し（AFは使えないけど）に装着できたため、上級者が使う範囲ではかなり遊べるカメラだったことが言えると思います。ただし、ダイナミックレンジは狭く、白トビも起こしやすいカメラだったので、オートで撮ってなんでもOKとはならないところなど、個人的には初心者向けのカメラとしては良いとはとても思えませんでしたね。D90については名機と呼ばれるほど良いカメラだったか、ちょっと疑問が残りますが、高値の花だったD300の性能を、上手くスケールダウンして中級機の入り口付近にすえたため、買いやすくてバランスの取れたカメラということが出来ました。また、D90の下となるとD5000になってしまい、これだと写真を撮る機能に対して、割高なイメージがあったことや、D90とのAFでの性能差などの差がはっきり出てしまっていたので、D90の方が勧めやすかったというのもありますね。まぁ、私は値段が高いボディの方が総じて良いなんていうつもりはさらさらないのですが、とはいえ、名機と呼ばれるようなカメラは往々にして上級機、中級機でも上の方のモデルであることが少なくないですよ。