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「蛍の光だけが舞っている」を撮ろうとするのなら、それなりにテクニックが必要になると思いますよ。よほど暗い場所＝ホタル以外の光源がない場所でもないと、難しいでしょう。一応、設定のコツです。絞りは開放、ISOは800（D80はこれをこえるとノイズが盛大に出るので）にして、とりあえず、１５秒、３０秒、６０秒、９０秒程度のバルブ撮影を行います。そのあとで、「希望されているような、背景が真っ暗」と強要できる撮影時間を、ご自分で決定します。例えば、６０秒ならわずかに背景が見える、９０秒だとそれなりに見えてくる。あるいは、バルブ時間を７０秒なり８０秒にセットしてみてもいいでしょう。背景の明るさ（許容できる撮影時間）が決まったところで、ホタルを意識して撮影してみます。ホタルが活発に活動しているときは、飛ぶスピードもそれなりに速いと思います。ISO800で蛍の光が捕らえきれない場合は、ノイズが乗ることを覚悟で感度を上げたほうがいいと思います。（撮れないよりはまし、という考え方です）とはいえ、活動が活発で良く動き回るときは、光もそれなりに強いことが多いので、これで撮影できると思いますよ。画角はあまり広くすると、蛍の光が小さすぎて何のことがよくわからなくなることもあります。かといって、狭く（望遠寄り）すると、画角内にホタルが入ってくるか難しいところです。あらかじめ、ファインダーで蛍の光がほんのり見えるくらいの画角にするといいと思います。ホタルが飛ぶ高さ付近にカメラをセットできる場合は、画角をやや狭くして「奥行き方向でホタルを捕らえる」のもありです。ホタルの活動時間はそんなに長くないので、いろいろトライ＆エラーをするのは厳しいでしょうが、現場でないと最適な設定を見つけることは難しいです。あらかじめ「これはやっておこう」ということをしっかり頭に入れて、やってみてください。がんばってくださいね。