116

view

色の違いと諧調の差は、撮像素子の違いと映像処理エンジンの違いとお考え下さい。撮像素子としては・・・・ニコンD８０はCCD、キヤノン４０DはCMOSセンサーです。ニコンは撮像素子の生産が出来ないため外部調達ですが、キヤノンはCMOSセンサーは自社生産です。コストとしてはCCDの方が製造工程が遥かに多いため高いです。＊最近携帯に搭載する撮像素子はCCDからCMOSセンサーにシフトしてきています（コストメリット）この撮像素子と映像処理エンジンが自前で開発し生産できるキヤノンの方が特に諧調（色と明暗を軟らかく自然な変化にする）という面では一歩二歩リードしていると判断します。ニコンはレンズの品質で優位を保ってきています。従って、キヤノンより鋭い画像になっています。軟らかさか鋭さかは好みの問題だと考えます。風景ならニコンD８０でよいでしょう。私は昨年１２月にキヤノン４０Dを入手しましたが、連写６.５枚/秒と新たに開発された映像処理エンジンに魅力を感じたからです。当然連写６.５枚のためにAFの能力はアップしています。私の被写体が動くものが多いためです。鳥の飛び立つ瞬間、F1カーレース、走る蒸気機関車、スポーツ・・・街中での動き・・・などなどですので４０Dはこれに対応する優れものです。決して４０Dが良いという意味でなくD８０も名機の一つですから・・・・要は、あなた自身が何を目的に撮るのかによっても選び方が変わるという事例として参考にして下さい。