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AEはAuto Exposure：自動露出の略です。カメラが取り込む光の量（露出）は、絞り（開口部）の大きさとシャッター速度によって決まることはわかりますよね？絞り優先AEでは、絞り値をユーザーが決定すればシャッター速度はカメラが自動で決定してくれます。シャッター速度優先AEなら逆にシャッター速度をユーザーが設定し、それに合わせてカメラが絞り値を決定します。プログラムAEの場合にはカメラにプログラムされた最適化によって絞り値とシャッター速度の両方を決めてくれます。絞り値によって背景のぼけ具合が変わってきますから、プログラムAEに任せていたのでは自分がどのような写真を撮りたいかという意志は反映されません。どのような写真を撮りたいのかが決まれば自分で絞りを決定して後は絞り優先AEでカメラ任せで撮影することが出来ます。スポーツ写真のように動きの速いものを止めて撮影したい場合、逆に水の流れを表現するためにシャッター速度を遅くして撮影したい場合などはシャッター速度優先AEが有効になります。ただし、カメラが判断する適正露出と自分の適正露出は大きく異なることもしばしばありますので、このような場合には露出補正をかけたり、AEを使わずにマニュアルで設定することになります。どのような設定をするのかは、まずご自分でどのような写真を撮りたいのかが決まらないと決められません。まずはいろんな写真を沢山ごらんになって、その上で露出と被写界深度（ボケ）についてもう少し勉強してみてください。ちなみにD80でF32とかしちゃいけませんよ。小絞りボケで画質が劣化します。F8かせいぜいF11くらいが限界だと思ってください。>補足例えば被写体を画面中央から外した構図にしたいときにどうしてもAEでは背景の明るさに引きずられて肝腎の被写体が適正露出になりません。そういうときには、まず一番撮影したい被写体を中央に置いてAEを働かせ、その状態でAEロックボタンを押すことで露出を固定して、カメラの位置をずらして構図を決める場合などに使います。まあ、結構面倒なんで私だったらAEは諦めてマニュアルで設定しちゃいますけどね。